2010年10月10日

主人公が大変気の毒な事に! 〜 てきとー刊 デッドライジング2(10/10/10)第1号

このサイトは最近までギターを紹介するサイトの皮を被っていたゾンビ礼賛サイトです。
その割にはタイミング外して『サバイバル・オブ・ザ・デッド (Blu-ray)』見逃した痴れ者ですが。
あ、『ゾンビランド (Blu-ray)』は観た。おもしろかったー!グロ描写が苦手でない人はみんな観ると良いです。

一応警告など。
以下の文章・画像等にはグロテスクな表現が含まれるかもしれません。

そのような次第で、ゾンビ映画は何本も上映されるわ、満を持して『デッドライジング2 (PS3)』は発売するわと、喜んでいいやら怖がればいいやら、財布からどんどん金がゾンビに吸い取られていくのを悲しめば良いやら(←本音が
大変にゾンビが豊作な年でございますよ今年は!
あ、一応このゲームはCERO-Zですので、上記リンクは18歳未満は押しちゃダメという事でよろしく。まあ、「18禁」などと言ったところで、ゾンビ作品における18禁っぷりはそこらのエロ作品とは別ベクトルですが!(←当たり前です

で、買った!買ったらさっそくプレイ!プレイしたらゾンビ殺す!殺す!ころ……あれ? なんか今回のゾンビ強いですよ? まさか1人もおサイコさんに会う事無く、十把一絡げにザコ度の高いゾンビに殺されるとは…… いや単に私の腕が鈍っただけですか?
何回かプレイを重ね、レベルを上げ、最初のおサイコさんとご対面するまでが長い!てか、マップ広い!すみっこにいる要救助者とか連れて帰るの大変ですよ!
で、なんとか最初のおサイコさんと会いました。えーと、なんか、あの、虎連れてるんですけど…… サイコは死なす物の、残った虎がおとなしくなるはずもなく、短距離用武器(釘バットとか)しか持っていない我が身は最早死して屍拾う者無し。よりにもよって刃物専門店の要救助者を連れて逃げる最中の惨事でございました。そりゃみんな短距離用武器(包丁とか)しか持ってないっつの。
こりゃー、ただ単にてきとーな武器装備して敵にブッ込んでくだけではクリアはできんな……と思い、どの店に何が置いてあるとか食料はどことか、そういった要素をメモりつつプレイ中です。あー、なんか久々に「攻略」という行為をしている気がするよ。

デッドライジング2の発売前には、『零〜紅い蝶〜』『零〜zero〜』にハマっておりました(順番が続編→旧作とリンク張ってあるのは、私がその順番でプレイしたから
お前はホラー要素の無いゲームとか映画とか見ねーのかと問われたら、いやまああの。なお、シリーズ3作目『零〜刺青の聲〜』は後の楽しみのためにお取り置きしております。一気にプレイしちゃもったいねえヒヒヒとかそんな塩梅です。
いやもう、今となっては安いし、映像もキレイだし、ゲーム自体のやりこみ要素も面白いし、PS2持ってる人はみんなプレイするべきだと思います。そして、たかがゲームという固定観念を粉微塵に破壊されて、過去に類を見ない怖さを体感して、プレイした事を後悔するのもまた一興。何か嫌な事でもあったんですか俺。いやそういう訳では。
ちなみに4作目『零〜月蝕の仮面〜』と、最近発表された5作目はプラットフォームがWiiなので、持ってる人がプレイして下さい……Wii欲しいなー。PS3もPSPも欲しいなー。3DSは微妙。さておき。

「怖いゲーム」なんて物が本当に存在するのかと思って色々プレイしてみました。バイオはつまらなくて10分で止め、SIRENは難易度に腹を立てて3ステージほどでDISCを割りそうになり、クロックタワーは何やっていいんだか分からないままプレイを止め、弟切草は同じエンディングにばかり辿り着いてしまうので飽き……えーと、あんまりプレイしてないのか実は。そうだ、サイレントヒル。サイレントヒルシリーズはとコンプリートするまでプレイしました。だからなぜ順番にプレイしないのか私は(それはともかく2が一番好き。怖さが足らんとか言われるが、私には3が一番怖くなかったな)。
サイレントヒルも面白いゲームではあったんですが、怖いゲームだったかというとやや疑問だったのです。上記のゲームを含め、ビビらされたりグロかったり気持ち悪かったりはしますが、「怖い」かというとそうでもないんですね。
そこでこの『零〜紅い蝶〜』に手を伸ばしてしまった訳です。やめときゃいいのに。
怖いゲームは存在しました
どのシーンが怖いとかどのキャラが怖いとかそんなんじゃなかった。この村が怖い。家が怖い。階段が怖い。そこの曲がり角が怖い。歩いていて、次の一歩が怖い。
何度も止めそうになりつつも、途中でプレイを止めてしまうとそれはそれで気になり、結局、エンディング・アイテム・敵キャラ・おまけの隠しモード、気がつけばフルコンプリートしておりました。何だ何があったんだ。
病み付きになった私は『紅い蝶』をクリアするが早いか、一作目の『零〜zero〜』を購入していました。で、デッドライジング2発売直前にフルコンプリート。呪われておる……
や、実際には『零〜zero〜』をプレイするより先に、より洗練されている『紅い蝶』をプレイしてしまったので、『零〜zero〜』はそれほどでもなかったんですが…… いや、怖いっちゃ怖いが。
映画もゲームも1から見るのが良いね、という教訓。ずんずん予算が減らされていく「昭和ガメラシリーズ」や「13日の金曜日」、出来がバラバラな「エルム街の悪夢」なんてのもありますがまあそこはそれ。

話が完全に逸れていってしまったので、デッドライジング2に強制修正。
主人公はこんな人です。モニタ画面をデジカメで撮るという超ローテク撮影に付き、画質が申し訳ない感じです。
気の毒な人1 気の毒な人2
……コスチュームと武器を変えてしまったので、何やらものすごく気の毒な人に見えてしまいますが。

気の毒な親子
こちらは気の毒な親子
こんなゲームだったっけ……
えーと、コスチュームと武器次第で色々な遊び方ができる『デッドライジング2』、オススメでーす。説得力皆無。

そういえば、PLAYTECHから新製品が出ましたね。取って付けているのでツッコミは不要です。
その新製品ですが……

PLAYTECH DIGITAL TUNER
PLAYTECH DIGITAL TUNER 2,980円

正直、誰が買うのか皆目見当が付きません。
安く済ませたい人はPLAYTECHの安物で済ますでしょうし。
明らかにライバル商品であろうKORG Pitchblackは10個限定特価で安くしてるし(それでも価格は倍ですが)。

まあ、それは置いといて、またの販売始めましたね。最近は水道水で我慢できる体質になってきたし、今回はパスかな。

さあ、次回の更新は安ギターか、ゾンビか!?
そもそも更新があるのか!?(汗
気が向いたら更新しますー。当てにならんなー我ながら



posted by ImpactDrill at 10/10/10 07:23 | Comment(4) | TrackBack(0) | ゾンビ

2009年02月11日

2!!!

えー、今回は「マンガの中のギター -20世紀少年編- 浦沢直樹のコダワリと侮れなさ」をお送りする予定でしたが、超ド級のビッグニュースが入ってきましたので……

祝ゥッ!! デッドライジング2の開発発表ゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!
ソース

あああああああああ、また再び、あの、死と略奪と虐殺と惨殺と盗撮と瞬殺と射殺と刺殺と轢殺と斬殺と撲殺と蹴殺と投殺と折殺と、その他諸々の日々が始まるのね……
……てか「折殺」って何て読むんじゃ? 自分で書いといてナニだが。
2がこんなに楽しみだなんて、『ガメラ2』以来ですよ。

それにしても、ストーリー上、前作の主人公フランクの努力が全く持って無駄でした的な展開が……素晴らしいですね!
ロメロ御大のゾンビ・サーガでもそう、主人公は世界を救えない。ひとたび奴等が現れたが最後、人は自分(と、フランクの様に強い場合は自分周辺も)が生き延びる事を考えるほか、何も出来ない。奴等を殲滅して勝利するなど不可能であり、ハッピーエンドなど無く、始まった瞬間からただただ敗走が続く負け戦。その絶望感に酔う事こそゾンビ作品の一番のダイゴミだと思っておりやす、へい。Mなのか俺は。否定はしないが。

前作DEADRISINGはその事を踏まえた上でさらに、ゾンビ作品の根底に流れるテーマ「一番恐ろしいのは怪物よりも、怪物によって追い詰められた人間である」を必要以上に体現している作品でした。
具体的には、

  • 庭でゾンビに追っかけられながらもなんとかモールの向こう側に辿り着いた瞬間、スパニッシュ兄貴に撃たれてGAME OVER
  • 非救助者を連れて庭に出た途端、三馬鹿のジープに撃たれたり轢かれたり、武器を渡した非救助者の流れ弾に当たったりしてGAME OVER
  • モールの地図を見て「なるほど、まずは武器だ」と銃器店に入ったら、飲んだくれた店のオヤジに撃たれてGAME OVER
  • 狂ったピエロにブッタ斬られてGAME OVER
  • 以上の様な状況に陥り、慌てて逃げ惑う所をゾンビ達に美味しく召し上がられてGAME OVER
  • 以上の様な状況を重ねてレベルMAXまで育ち、最強の武器と最強のスキルでおサイコさんもゾンビの群れも薙ぎ倒して進み、スーパーやレストランで略奪した食料で酒池肉林の宴を開き、死と隣り合わせの我が世の春を謳歌するフランクとプレイヤー…というか、俺

この様な部分ですね。
最後の項目ってなんか『ヘルシング』の少佐みたいだな。そういえばヘルシングの最終巻(10巻)も発売日が3/27と決まったそうで。うむ、これもめでたい。あの話を10殺…じゃねえや10冊で終わらせるってすげえよな。
それはさておき、最後の頃目に関してはこの文章を書いている内に思い当たってしまったのですが、やはり、あの状況に慣れ切ってしまうってのは尋常じゃない。

昔『雫』ってエロゲがありまして。知らない人は全クリしてから読むか、読み飛ばしてくれればいいんですが。「あなたにとって『雫』の真のエンディングはどれですか?」みたいな企画というかアンケートみたいな事をどこかのサイトでやってたんです。で、そのサイトの人にも衝撃的だったらしい投稿がサイトのトップに挙げてありまして。
正確な文章は忘れましたが、「何回もプレイしている内に、最初の『太田さんが狂うシーン』を何の違和感も無く見ている自分に気付いた時が、僕にとって『雫』が終わった瞬間でした」と、こんなような意味の文章だったと思います。

DEADRISINGで先に挙げた項目ってこれと似てるのではないかと思いまして。まあ、雫とDEADRISINGを両方全クリしてる人って相当少数なのではとは思うんでけども。
前に2chのニュー速のスレで、海外版のDEADRISING(国内版との違いは人体損壊描写の有無)を楽しんでプレイしている人に対して「こいつらキチガイだ」って意見が多いのを見て、最初は何だこの野郎!って思ってたんですが、今考えてみると、まあ、ハズレちゃいねえなと。
ゾンビ礼賛に、エロゲ話に、2chのスレ引用に、キチガイ宣言と、どんどん読者層を狭めながらどこに向かってるのか俺。

で、結論がキチガイになるのもそう悪くないですよになる辺り、終わってるよなと自分でも思います。
週末には『13日の金曜日』のリメイク版を観に行きます。『悪魔のいけにえ / 2も』『テキサス・チェーンソー』好きです。『フレディvsジェイソン』大好きです。『13日の金曜日』シリーズ、『エルム街の悪夢』シリーズ、全部観ました。『ブレインデッド』ド肝抜かれました。『食人族』最高のエセ・ドキュメンタリー映画です。ジョン・カーペンター、スクリーンを絶望色に染める芸術家です。ジョージ・A・ロメロ、神です。
俺の人生、一体どこで道を間違えたんだろう……

そして何処へ行くんだろう、この文章。
好きなゲームの続編が発表された!わーい!って書いてサッと終わるはずだったのに……
posted by ImpactDrill at 09/02/11 05:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

2008年12月01日

『ダイヤリー・オブ・ザ・デッド』の感想になってない感想

友人とロメロ監督の最新ゾンビ映画『ダイヤリー・オブ・ザ・デッド(←音出ます)』を見に行ってきた。
とりあえずネタバレ回避用に一画面ほど空けます








































「走るゾンビは好きじゃない」などと仰りつつも、前作『ランド・オブ・ザ・デッド』で割とリメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』をおパクり遊ばしてたお茶目なロメロ御大ですが、今回も結構やってます

今回、御大の 犠牲になった 御眼鏡にかなった作品は、まず下地として『THE LAST BROADCAST(ジャージー・デビル・プロジェクト)』(←パニックっぷりは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のそれに近いが、『ブレア〜』は『THE LAST BROADCAST』の丸パクリなのであえてこう書く)のドキュメンタリータッチ。
ゴアゴアっぷりは『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀』を彷彿とさせ……って、また自分の作品のリメイクから頂戴してますね御大。自分で作った石仮面を人間に被せて、カロリーたっぷりの吸血鬼にしてから食料にするどこぞの究極生物を思い出します。あ、分からない人は『ジョジョの奇妙な冒険1 2 3 4 5 6 7 (文庫版)』を読んで下さい。というか、ジョジョはマンガ文化における必須図書ですので。まあ、第3部までで充分ですが。

話を吸血鬼からゾンビに戻します。
今年だと『クローバーフィールド/HAKAISHA』も手持ちカメラによる撮影のみの映画という事で話題になっていましたが、あくまで「パニックに巻き込まれている感」を出そうとした『クローバー〜』や『ブレア〜』と比べ『ダイヤリー〜』は何がスゴいのか?
『ダイヤリー〜』では、映画撮影用の手持ちカメラや監視カメラ、インターネット上(YouTube)にアップされていた映像、テレビで流れた映像…等々、主人公達一行がゾンビに襲われ、逃亡する過程で手に入れた映像を主人公達が編集して1本の映画に仕上げ、生き残った人々に送る、という映画内映画、それも最初から最後までまるっとそれだけ、というややこしい構成になっています。私の友人はこのギミック(手持ちカメラ)が大変苦手であり、上映中ずっとグッタリとしていました。もっとも、家庭用ハンディカメラで録画しながら走り回ったり吹っ飛ばされたりする『クローバー〜』に比べれば随分マシだった様ですが。『ダイヤリー〜』は手持ちとはいえ、映画撮影用のカメラや、監視用の定点カメラですからね。しかし、今度からこの手の映画は1人で観に行かねばならんなあ。

ちなみに映画内映画のタイトルは『DEAD OF THE DEAD』、セルフパロディですか、御大w
で、『ダイヤリー・オブ・ザ・デッド』というタイトルは『DEAD OF THE DEAD』が終了してから出てきて、直ちにスタッフロールと相成ります。
うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』とか、タイトルが最後まで出てこない作品は何本か知ってますが、大体その作品の監督は捻くれてますね(ぉ
そういう、捻くれた作品が好きな私もまた捻くれてるんでしょうが。

スタッフロールの最後の方のスペシャル・サンクスにトム・サヴィーニタランティーノの名を発見。
サヴィーニ先生の仕事はサンクスじゃなくて特殊メイクだろ! …とか思ったんですが、トム・サヴィーニは特殊メイクの仕事を'94年を最後にやってないんですね。そーいえば前作『ランド〜』でも同じような事を思った気が。でも、ラストシーンのネットからダウンロードした(という設定の)「遊びでゾンビを射殺」映像は死霊創世紀(監督:トム・サヴィーニ)からのイタダキだよね。

タランティーノは何やったんですかね。勝手に予想してみると、

「ロメロ先生、今日はちょいと言わせて貰いますがね、あたしゃデニス・ホッパー帝国にタチムカうゾンビ見たくて先生の映画見てる訳じゃねぇんすよ!」
「そうかねえ、今日びは派手な映画にした方が流行ると思ったんだけどね。ほらあの、リメイク撮ったザック……ザック・スターキーのもそうだったじゃないか」
ザック・スナイダーですよ! スターキーはザ・フーのドラマー!!」
「おや? ドラマーはキース・ムーンじゃないのかい?」
「とっくに死んでますよ!」
「生き返んないのかね?」
「先生の映画じゃねえんすから! とにかくね、あたしゃ最初の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』くらいの派手過ぎないのがオツだと思ってんすよ」
「白黒で撮ればいいのかね?」
「いや、先生そこじゃなくてね……」
「分かっとる分かっとる。しかし今時、一軒屋に立てこもってゾンビの頭をスパナで一撃じゃ地味過ぎないかい?」
「そこはほら、立てこもりじゃ無くてキャンピングカーかなんかで移動するロードムービー風にしましてね。武器に関してはこのガンマニアのあっしが手取り足取り…ヒヒヒ…」
「キキキ… コココ…」
「あたしら鷲津みたいですね……あ、ところで先生、あっしが『パルプ・フィクション』でやったタイム・ザッピングとか使いませんか?」

勝手過ぎるかな……
むしろこれだけ映画本編について語ってないのもどうかと思いますが。

まあ、派手なのが見たい人は、10年後か15年後くらいにこの映画もリメイクされると思うので、それを待とう。え? 感想これだけ?








































ロメロ御大はすでに次回作に取り掛かってるとの事で、いよいよもって御大はゾンビと心中する気が濃厚だと思いました。
とりあえず今のところの5作品の番付表。

ゾンビ > ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド > ダイヤリー・オブ・ザ・デッド >=ランド・オブ・ザ・デッド >>>(超えられない壁)>>> 死霊のえじき

ファーストシーンだけだったら『死霊のえじき』もなかなかイイ線行ってるんですけどね。いかんせん途中で資金調達に失敗というのは痛過ぎる。挙句の果てにこの邦題である。当時は多過ぎるんだよ、死霊のナントカ、悪魔のカントカが。その中に良作も駄作もあるんだがなあ。西部劇の全盛期には、ソレっぽいタイトル(『○○のガンマン』『○○の決闘』とか)を大量に考えてリストにして、新しい映画が来る度に隅から順番にタイトルを付けていたという話が有りますが、まあ、スプラッター映画にも同じような時代があった訳だ。
リメイク版『デイ・オブ・ザ・デッド』は見てないけど、かなり不評の嵐のようで。そりゃ、監督が『13日の金曜日』シリーズ2と3(←つまらない)のスティーヴ・マイナーの上に、本国で劇場公開されずにビデオスルーされてるんじゃ期待しろってのが無理な話だ。
ロメロゾンビのリメイクは『ナイト〜』『ドーン〜』と、本家とは違う面白さを持った物が続いていただけに残念ですね。まあ、レンタル開始して新作料金じゃなくなったら見るつもりだけどね。

にも同じような事書いてますねわたくし。脳味噌の老朽化が著しいですね。劇場公開無しでビデオスルーというのは初めて知りましたが。
タグ:ホラー
posted by ImpactDrill at 08/12/01 23:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | ゾンビ

2008年10月01日

なんてことを書きつつも

大魔道士に昇格。

ふ、問題が全部、芸能ジャンルランダム2(←映画ね)だったら我が敵は少ないぜ!
そんなことはないので、敵だらけということですが。

映画の問題でティム・バートン関連の問題バットマンとかチョコレート工場とか)や、ゾンビ関連バタリアンとかロメロ版ゾンビとか)の問題が出てくると、なんとなく嬉しいものです。あー、バタリアンには思い入れ全然ないけどね。内容すら覚えてないし。
やっぱりロメロはゾンビだよ、違う、ゾンビはロメロに限るよ。いや、やっぱ間違ってないのか?

何の話だっけ? あ、ゾンビか。
ついに、ロメロ監督作のゾンビサーガの最新作が11月に公開されますね。いや、『えじき』〜『ランド』の間の長さを考えると、全然待ってない気もするんですが。
タイトルは『ダイヤリー・オブ・ザ・デッド(←音が出ます)』。あれか「かゆい、うま」ってやつか(←もう散々言われ尽してると思う…

最大の問題は私の住んでいる近辺で上映してくれるかどうかってことだが。
そいえばリメイク版「えじき」……「デイ・オブ・ザ・デッド」は世間の不評っぷりに恐れを抱いて、結局見に行かなかったな。

デッドライジングは制覇したのでもうやってません。
今は生きている人間の徒党を相手にしています。グランド・セフト・オート、いわゆるGTAをプレイ中。しかもこのご時世に3を。
時折フランクさんを懐かしく思うほど、主人公(ゲーム中、名前が出てこない)がひ弱です。まあ、マフィアやらヤクザの群れに取り囲まれたら普通は死にますが。でも、闘うジャーナリスト、フランク・ウエストその人であれば、きっとチェーンソーの2本もあれば、国中の暴力組織を壊滅させられるような気もします。

そう、デッドライジングからGTA3に移って困ったのがまず主人公のひ弱さ。次に操作方法です。
車の運転がGTA3では最重要ですが(降りると死ぬから)、前進・バックのボタンがデッドライジングと逆です。
車から降りるのはまあいいとして、デッドライジングの攻撃ボタンは、GTA3だとジャンプです。チャイニーズマフィアに取り囲まれ、銃を突きつけている相手にジャンプする主人公。四方八方から、千回死ねるほどの弾丸が飛んできます。ああ、ボニー&クライド。

しかし、ここからが主人公の本領発揮。あれだけの弾丸を浴びたというのに、数秒後にはあっさりと病院から出てきます。金は減っていますが、ドラクエほどの減りっぷりではありません。つまり、基本、GTA3にはゲームオーバーはありません。しかし、主人公も成長しません。武器を大量に持ち、防弾チョッキを着る事は出来ますが、それだけです。体力は増えず、敵を殺しても得るものは無く己も負傷し、イベントをこなしても得るものは金のみという、ある種ものすごくストイックなんじゃないかという。
洋ゲーらしからぬバランスの良さを誇るGTAですが、このストイックさは、やはり洋ゲーに他なりません。

さて、さっさとGTA3を片付けて、バイスシティやって、サンアンドレアスやって、4に追いつかなければ。
posted by ImpactDrill at 08/10/01 16:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

2008年08月28日

死霊がえじき

時代が時代だったため『死霊のえじき』などというまさしく十把一絡げという言葉の通りのタイトルを付けられてしまった、原題"DAY OF THE DEAD"のリメイクが今週末から公開されます。
(同様にウエスタン映画の邦題も酷かったらしい。それっぽいタイトルをいくつも考えて、新作が公開される度に思いついた順番でタイトルを付けていくという。だから、タイトルと中身が全く一致しない映画も存在する)

毎度おなじみ微妙な街であるところの私の住んでいるところですが、全国一斉ロードショー(←そんな大した物ではない)の8/30に公開するシネコンと、遅れて9/13から公開する狭ーい劇場(と呼称するのも憚られる)の2館があります。

ちなみに、いつも映画を見るときはここ、と通っているシネコンでは上映致しません。ああ、マイルがたまらねえ。
なお、片やドキューン(東亜プランのシューティングに非ず)な人々がイヤというほど溢れてるシネコン兼温泉兼ゲーセン兼パチンコ屋兼トンカツ屋兼他いろいろ、というまあ、いかにもDQN層が集まりそうな劇場。
もう一方は、昔ながらのタバコ屋の様なチケット販売コーナー、そこからカーテン一枚開けると、もうそこはシアター(視聴覚室より狭い)。嗚呼、昭和。

劇中、映画の音なんだか、外で竿竹屋がうるせーだけなのか分からなくなるという、今は本当に21世紀なのですか? と問いたくなるような、でもそこでしか上映しない作品が多いから仕方なく行かざるを得なかったりして、さらに、その映画はやはりマイナーだけあって、つまんなかったりして、パンフレットやグッズを売っているゾーンすら無い出口から、首を傾げながら帰途に付く羽目になる、という映画館です。

ちなみにそこで今まで見た映画
・プルガサリ
・スターシップ・トゥルーパーズ2
念のために申し副えておきますと、他国の右翼映画に興味があるわけではありません。怪獣が出てくるからです。
まあ、つまんなかったけどな。とくにスターシッ(略

この街には他にも、座席のど真ん中にでっかい柱が立っている劇場なんか(もちろん、柱の後ろの座席に座った人はスクリーンが見えない)があったりします。ソフト化される前の『緯度0大作戦』とか、ゴジラ(初代・キングコング・モスラ)とガメラ(初代・バラゴン・ギャオス)をそれぞれ一本ずつ同時上映したりとか、かける映画は面白かったですね。同時にかけられたらあからさまに大敗を喫しているガメラ側が哀れではありましたが。


で、 死霊のえじき 、じゃねえや、『デイ・オブ・ザ・デッド』。米国においてはすでにソフト化されておれます。
←なんだこのジャケw

まあそりゃいいんだ。各映画会社が儲けるためにDVDのリージョンなる珍妙なものが作られたのは腹が立つが、すべての映画を日米仏英独伊その他諸々の国で同時公開しろって訳にも行くまい。

問題は、映画の評価自体でしてね。
> 81 Reviews
>5 star: 18% (15)
>4 star: 7% (6)
>3 star: 17% (14)
>2 star: 14% (12)
>1 star: 41% (34)
引用してみた。少なくとも半分以上の人が「面白い映画だ」とは評価しなかったってことだな。

レビューもかなりボロクソに書かれています。
・ロメロの名作をパロディにされた気分だ
・リメイクでは無かったとしても、酷い
・ひでえな、リメイクなんかするなよ
(上記は☆〜☆☆の方のレビューからの意訳)
5starの人のレビューは(中にはまともな人もいるが)、感情的な文章が多く見受けられます。英語が苦手な私でさえ分かるというのは……
「このレビューは参考になりましたか?」も全然Yesがいないあたり。

監督がスティーブ・マイナーという時点で、まあそれほどの期待はしてなかったんですよ。彼の監督作で見たことがあるのは『13日の金曜日』の2と3だが、後期の『ジェイソン、N.Y.へ行く』(←これはシリーズ中ワースト作)に比べれば、1作目のヒットにより予算も多めにあったはずなんだが、シリーズ中2、3を争うほどつまらん作品になっている。

もっとも、あのシリーズ自体が有名ではあるものの、実際にシリーズ全作品を見ている人も少ないのだが(ジェイソンの武器がチェーンソーだと思っている人が多いのがその証拠)。
まあ、かろうじて見られるのは1と4。それからジェイソンってこんなだろ? とパロディ的に作っている10(ジェイソンX)。後は屑。

そのクズ中のワースト3を争う作品を作っていたあの監督ではな。
期待はしていなかった。でも、期待していたかった。
『ドーン・オブ・ザ・デッド』のリメイクが面白かっただけに。初監督であんな面白い映画撮っちゃう監督(ザック・スナイダー)がいただけに。

まだ見ていない映画をボロクソに言うのはどうかと思う。でも、もう、この映画を1,800円払って見る気にはなれない。
タグ:ホラー
posted by ImpactDrill at 08/08/28 17:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

2008年07月23日

ゾンビハント

毎度おなじみDEADRISINGのお話でございます。

……とはいえ、実績はすべて解除したし、当然隠しアイテムも一通り装備し(お気に入りはパンツ一丁・ハゲ・ホッケーマスク)、∞モードでも13日ちょっと生き延びてランキングでも100番台に入りました。

で、∞モードで17日生き延びるとか無茶な目標でも掲げない限りもうこのゲームはやり尽くしたと言えるんですが、なんか気がつくとプレイしてるんですね、これが。特に目的も無いというのに。


それにしても。
アイドルマスター(及び、本体購入時にはまだ発表されてなかったL4U)の専用機になるはずだったXBOX360が、まさかゾンビ退治と斑鳩(比率 9:1)の専用機になろうとは、お釈迦様どころか本人ですら気がつきませんでしたよ。

ま、いーや、楽しいし。
posted by ImpactDrill at 08/07/23 20:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

2008年06月26日

聖人

デッドライジングでセイント奪取―――――――ッ!!!
(てか、まだやってたんですかこのゲーム)

途中、ロクに動きゃしねえ生存者をドツき回したり持ち上げたりしてセキュリティ・ルームに運び、それでも動かない生存者をメガバスターで一撃必殺したくなったり、いちいち偉そうな事を言う割には敵に囲まれた途端に「フラーンク!」とか助け呼ばれたりとか、折角助けに来てやったのに三方向からの一斉掃射を食らったり(それで死なねえフランクも大概アレだが)、コントローラをブン投げたくなる事多数。

要救助者がウダウダしてる間におっ死んではリセット。要救助者を守るのに必死になってる間にフランク自体が死んじゃってはリセット。逃げる方向を指定してやってるのにその場でグルグル回転している要救助者、んなことやってる内にタイムオーバーでリセット。

聖人って大変ですね。


ちなみにセイントで手に入るアイテムは「警官の帽子」。
うわー、いらねー。
タグ:DEADRISING Xbox
posted by ImpactDrill at 08/06/26 10:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

2007年12月13日

デッドライジング前夜

この文章からすべてが始まった。

そのサイトのご本人様方は当然ご存じないはずですが、私のプレイするゲームは相当この方々の影響下にあります。
「ビートマニア様がオモシロい!」と書かれればビマニを始め、
「DDRはビートマニアより最高!」と書かれればデブ身体を無理矢理動かしDDRを始め、
「カオスシードは隠れた超名作!」と書かれればカオスシードを徹夜でブッ通しプレイし、

んで「デッドライジング」の出番ですよ。
『ゾンビ』は人類の至宝だと思っていたし、360は元々持っていたし(アイマス用だったはずなのだが…)、デッドライジングもプラチナコレクションで安くなっていたこともあり、それほどの覚悟完了をしなくても始めることが出来た。
始めてから後悔。時間が奪われすぎる。このゲームと食事以外の事がまるでできない状態が続く。
↑これはゲームに対する最高の褒め言葉なのでお間違いなく。しかし、マトモな生活が送れなくなるのは事実ではある。

んじゃめな本舗の方々は、一体どうやってこれだけの数のゲームをこなしているのか、本当に不思議だ。カオスシード(デッドライジングのせいで休止中)一本取ってもものすごいボリュームだと思うのだが…

まあなんだ。ゲームって最高だよ。
デッドライジングが終わったら、止まってたカオスシードと地球防衛軍3だ!
ゲーム蟻地獄は果て無く続く。いや、続け。

タグ:DEADRISING Xbox
posted by ImpactDrill at 07/12/13 08:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

2007年12月09日

フランク・ピストルズ

例によって残酷な表現(略

パンクロックの名曲とのコラボレーション


フランクさん、物を使う事を覚えました。でもこの曲ならベースとギターで殴らなきゃいかん気もする。

posted by ImpactDrill at 07/12/09 18:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

2007年12月08日

この物語の主人公には奇癖がございます

例によってお見苦しい点がございます(略
ただし今日は別の意味で。

ジャーナリストで(多分)主人公(のはず)のフランクさん(右)
Frank.jpg

極限状態でどんな奇癖が芽生えようとも、安穏とした生活を送っている私には、どうこう言える術はありません、が、そこらのホラーモンスターよりよっぽど怖いぞコヤツ。

さらに女装


「nnnnn....Perfect!」 いっぺん死ね

一度と言わず20回くらいは死んでますが。

タグ:DEADRISING Xbox
posted by ImpactDrill at 07/12/08 08:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

2007年12月07日

時計じかけのフランク

相変わらずグロ警告。
今日のは我ながら酷いと思います。

BGMが無かったので曲を付けてみました。
マイヤ夫妻の受難 - TIMESTEPS


マイヤ夫妻の受難 - SINGING IN THE RAIN


♪あいむしーぎにーざれぃーん(ドゴッ!ドゴッ!)

posted by ImpactDrill at 07/12/07 19:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

2007年12月06日

Vによる凶行

例によってグロ含む場合があります
楽器店、フライングVによる暴行

コンポジットなんでこの程度の画質ですまんのう。
タグ:DEADRISING FV Xbox
posted by ImpactDrill at 07/12/06 19:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

ゾンビ漬け

以下の文章にはグロ(以下略

海外版 購入。
「病膏肓に入る」なんてことを申しますな。俺こんなにゾンビ好きだったっけ?

刃物において特に顕著ですが、凶器というものが如何に危険なものであるか、一目瞭然です。
目の前のゾンビに剣を振ってみます。刹那、ゾンビはツェペリ男爵へと姿を変えています!WWWWRRRRRRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!
ゾンビの群れに突撃した日には、気分は南斗水鳥拳です。たまんね。
しかし、ストーリーがまったく読めない(英語だから)のは参ります。
いっぺん日本語でクリアしてからのお楽しみにしようかな。

タグ:DEADRISING Xbox
posted by ImpactDrill at 07/12/06 13:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

2007年12月04日

ギターのカタチ

ギターの話題と見せかけて今日もゾンビの話題だぜコンチクショウ!(誰に言ってる

キテレツなカタチの楽器ばっかり作ってるB.C.RICHという会社があります。 BeastだのAssassinだのと物騒な名前の楽器の多いこの会社、やっぱりあるんですよゾンビが。
しかも今、楽天で検索しても出てこなかったという。レアなのかひょっとして。なんかゾンビってよりクワガタみたいだが。
※2009/10現在は出てきます

まあ、どっちかというと、Bich Perfect 10のが好みだね。変形ギターがちゃんと意味のあるものになっているのが良い。10弦ギターってのも面白いしね。
しかしビッチて。この名前もどうかとは思う。

posted by ImpactDrill at 07/12/04 15:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

すっぽこと恐怖

私が前に観た事があったのは『ゾンビ 米国公開版』であったことが分かった。
ダリオ・アルジェント監修版(以下、欧州版)と米国版の一番の違いは、間違いなく音楽である。
欧州版のBGMはゴブリンというバンドが担当しており、常軌を逸したようなド派手で大バカなサウンドが、鳴り響いているのだ。

対する米国版(こっちが本家なのだが)のサウンドは、すっぽことしか表現しようのない、間抜けスメルに溢れている。
白眉はエンディングロールのBGMである。これくらいなら張っても問題ないじゃろ。


この曲をBGMに、ショッピングモール内を「あ゛ー」とか言いながら闊歩するゾンビの群れを移しながらスタッフの名前がその上に。
最後に鐘がごーんごーんと鳴り響き、劇終と相成ります。

ちなみに欧州版はゴブリンのロックサウンドをBGMに、黒地に白文字の普通のスタッフロール。なんだこの違い。

俺はすっぽこサウンド版の方が好きだ。
ショッピングモール内の間抜け放題のBGM。その中で繰り広げられる自堕落で刹那的な生活。そして崩壊。
もはやそれを聴く者がいなくなっていても、間抜けなBGMは鳴り続ける。

これが、本当に怖い。

タグ:ホラー 名作
posted by ImpactDrill at 07/12/04 02:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

ゾンビについて知っている二、三の事柄

『ゾンビ(原題:Dawn of The Dead)』は今更言うまでも無く、米国産ホラー映画の超名作である。
超名作の割には、ソフト化については不遇な作品である。
(もっとも、『エルム街の悪夢』シリーズなんかも『フレディvsジェイソン』が無ければDVD化は相当遅れたと思われるが。日本ではホラー映画自体が不遇なジャンルなのかもしれない)

それがこの度、低価格で、しかもなかなか観る事が難しかったバージョンまで含めてのリリースが行われるという。

合わせて、シリーズ1作目『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(原題同じ)』、3作目『死霊のえじき(原題:Day of The Dead)』もリリースされる。

※『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』については、権利切れということで、\500円DVDでも購入できる

こりゃスゲえ! 今まで一本も『ゾンビ』のソフトには手を出してなかったが、ゾンビ祭りの開始じゃ! 片っ端から購入してやるぜ!!
……と狂喜乱舞してウィッシュリストにほいほい追加していたのも束の間、妙な事に気がついた。ゾンビマニアの方々の反応があんまり芳しくないのだ。

曰く、  「発売元会社のやる気の無さ」  「音声はモノラル」  「2007年現在のリマスター技術で発色が良くなったりはしない」  「既に出てる物の廉価版発売とかってファンには意味ないですね」  「この会社は『ゾンビ』に対する敬愛の念・こだわりは持ち合わせておらず、2007年の技術でリマスターするという手間と時間がかかる作業を行わず、ただ値段だけ下げるという最も安易な道を選びました」  「今のご時勢に非リマスターのスタンダードサイズはないでしょう…」  「レンタルビデオ並みの画質」  「今まで権利を所持していたの?何でもっと早く再発しなかった?」  「かなり手抜きソフト」  「音と画質は悪いらしく映像特典もない」  「画質は、VHS並みで今のDVDの仕様としてはお粗末な仕様です」  「1999年発売当時の仕様のまま再発売されるので、音声はモノラルだし、画質もディレクターカット版は1999年当時のリマスター技術による画質のままで、ダリオ・アルジェント監修版に至ってはリマスターすらされていない」  「値段は多少高くなってもブルーレイ化するなり、2007年におけるリマスター技術で画質を向上させるなりして発売して欲しかった」  「廉価版の発売は手放しで喜べません」  「手抜きの廉価発売なんだから1000円でいいんじゃない?
(あえて手厳しい意見のみ抜粋させて頂きました)

この酷評の背景には、アメリカでの『ゾンビ(Dawn of the Dead)』の扱い方との大きい違いがあります。
Amazon.comでは『Dawn of the Dead (Ultimate Edition)』を販売しています。
2004年発売の、このDVD-BOXは、『ゾンビ』の上記3バージョン+ドキュメンタリーのDVDが1枚の構成。
映像にはリマスター処理を施してあり、音声は

  • 米国公開版…DTS5.1, Dolby5.1, Dolby2.0, Original Mono
  • ディレクターズ・カット…Original Mono
  • ダリオ・アルジェント監修版…Dolby5.1, Dolby2.0, Original Mono
と、(ディレクターズ・カットを除き)豪華な物になっています。
さらに、すべてのバージョンにオーディオ・コメンタリが入っています。
本編に字幕が付いていないのが唯一の欠点と言えます(日本語字幕までは高望みしないが、英語字幕は入っていて欲しかった)。

さらに、『Blu-ray版 Dawn of the Dead』『Blu-ray版 Day of the Dead』がリリースされています。

『Dawn of the Dead (Ultimate Edition)』は$24.99で、日本円で約\2,761。
Blu-ray版(恐らく「米国公開版」)は$19.95で、日本円で約\2,202。
日本の『ゾンビ』3バージョン廉価版は全部買うと\5,081。
これで画質・音質の問題もあるのだから、日本のゾンビマニアの怒りを買うのは当然でしょう。

俺は、Amazon.comから個人輸入で Ultimate Edition を購入しました。
送料や関税もかかってしまいましたが、そんなのは問題ではありません。文化遺産に匹敵する映像作品を中途半端な形で手に入れては、失礼に当たります。
…ま、ストーリーが極めてシンプルでエイゴ分からなくてもなんとかなる映画だからってのもありますが。

すべての映画が、最高の形で手に入れられる日を心から願っています。金はかかるけどねw

タグ:名作 ホラー
posted by ImpactDrill at 07/12/04 01:45 | Comment(0) | TrackBack(2) | ゾンビ

2007年11月22日

殴るギターの会

はい、今日も DEADRISING
以下の文章にはグロテスクな表現が含まれるかもしれません。

How To Use Music Instruments to KILL

ギターショップ「Tune Maker」には沢山の武器、もとい、楽器がぶら下がっていますが、装備できるのは以下の4本です

あなたがキース・リチャーズのファンであれば、テレキャスターで客ならぬ敵を殴り倒したいと思うはずですが、これは装備できません。これを残念ととるか、武器として使われなくて良かったと取るかはあなた次第です。
アンプや弦、スプレーなどもありますが、これも装備できません。残念ですね。アップグレードで対応して頂きたいものです。
リードオンリーな楽器にはテレキャス風、レスポール風、ES-335風、TEISCO-スペクトラム5風、グヤトーン・シャープ5風などがあります。最後の2つは嘘です。
不思議なことに何故かSGはありません。

さて、まず最初に結論から申し上げます。あなたが装備するのは、フェンダー社製のものに限るべきです。
ギターは攻撃ボタン連打で3段階まで攻撃が変わります。分かりづらいですか? ファイナルファイトみたいな感じと言えば分かりやすいでしょうか。
一度装備した人なら分かる通り、それぞれの楽器はこの3段階目が若干異なります。フェンダー以外の楽器はこの動作がイマイチです。

  • ストラト→ヘッドを軸にしてぐるっと360度回転(ジャイアントスイング風)
  • フライングV→ヘッドを軸にして180度半回転(胴風)
  • プレベ→地面にドカっと振り下ろす(面風)
  • アコギ→突き(突き風)
ストラトの360度回転は大変使い勝手が良いです。おそらくレバーを触れずに攻撃ボタンを連打しているだけで周囲のゾンビは全滅していることでしょう。
プレベの振り下ろしも、連打だけで勝てるとは言い難いものの、ダウン中の敵や起き上がろうとしている敵、果ては立っているだけの敵まで圧殺することが可能です。ダウン攻撃の重要性は格闘ゲーム好きの全員が知るところです。

この2本に比べると他の2本は若干性能が落ちると言えるでしょう。 フライングVの180度回転(楽器がやや軽いためか)は中途半端ですし、アコギに至っては見た目からして軽そうでとても痛そうには見えません。
この2本に共通するのは「巻き込める敵が少ない」という点です。とかく大量に敵に囲まれる事の多いこのゲームにおいてその弱点は致命的です。

この結論から導き出されるのは、偉大なる先達に学ぶことの大事さです。
キース・リチャーズは「人を殴るにはフェンダー製が最適だ」と言っていますし、プレシジョンベースと聞いてシド・ヴィシャスを思い出さない人はいないでしょう。
これに対して、フライングVで攻撃している人というのは寡聞にして知りません。アコースティックギターではおそらく皆無です。

FAQ

Q.フライングVはダメなんですか?
A.ダメではありません。隙の少なさでは一番だと思います。あなたの技でフライングVを最強に座に押し上げて下さい。
Q.怪傑ズバットが大好きなのでアコギを使いたいんですが…
A.ズバットや渡り鳥シリーズのファンでしたらアコギで問題ないでしょう。狙いを外しやすいので注意して下さい。あと、ズバットが好きなら蹴りや鞭を使うべきかと。
Q.ストラトの一回転ってメガクラッシュのパクリじゃね?
A.同じカプコンなので問題ありません。
Q.画像は無いんですか?
A.キャプチャしたいんですが360用のS端子のケーブルがどっかいっちまいまして…
posted by ImpactDrill at 07/11/22 03:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ

2007年11月20日

死して屍動くものなり

DEADRISING

映画じゃなくてゲームです。XBOX360で18禁。どこまで市場がニッチなのか。いや海外だと360売れてるんだっけ? まあいいです。 以下の文章にはグロテスクな表現が含まれるかもしれません。

ロメロゾンビ(二作目)」のショッピングモールで三日間暮らすカメラマンのゲーム。
最初はヘリで遠くから写真を撮ります。

  • 写真にゾンビが写っていると点数がもらえます
  • ゾンビがたくさんいるところを撮ると高得点です
  • ガソリンスタンドが爆発して人が死ぬる瞬間を撮ると芸術点が沢山付きます
  • ゾンビに食われる人の決定的瞬間を撮ると、もう、↑三つがどうでも良くなるくらい沢山のポイントがもらえます
…いやー、改めて書いてみると、ホントろくでもないゲームですね。不謹慎極まりない。
でも三度のメシよりゾンビとロメロが大好きで堪らないダメ人間には最高のゲームなんですこれ。
ゾンビ好きなら一度はあのショッピングモールに住んでみたいと思ったことがあるはずですが、まさにもう、それそのもの。
(ゲームのジャケには「ロメロ監督の『ゾンビ』の製作者が作ったりとか、許可取ってたりはしません(要約)」とか書いてあるんですが、盗人猛々しいというか、何というか)

このゲームの偉い点は、ゾンビがすげー弱いことです。
最初は武器なんぞ持ってないんですが、鉄パイプやらカマやら一本持った途端に、一発ブン殴っただけで彼奴らは即死です(死んでますが)。
弱いんじゃダメじゃねーかと思うかもしれませんが、例えば同じカプコンのゲームでも「バイオハザード」ではなく「魔界村」のゾンビを思い出してみてください。
弱いでしょ? でもそのゾンビが1000匹出てきたら? 流石のアーサーも鎧→パンツ一丁から即効で骨になろうというものです。
そもそもロメロゾンビ(リビングデッドですが)の一匹目を倒した武器はなんであったか。それを考えるとこのゾンビの弱さは正しい。

というかな、私はまだこのゲームを2時間ほどしかやってないのに、この感想の駄々漏れっぷりはどうか。
ちなみにその2時間のプレイの最後は「人間に爆弾とマシンガンで撃ち殺される」というものでした。
いきなり「本当に怖いのはゾンビより人間」をやってしまってどうする。

…で、まったくギターに関係無い様ですが、実はこのショッピングモールの中に楽器屋があるんです。詳細については後日また。

タグ:DEADRISING Xbox
posted by ImpactDrill at 07/11/20 04:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ