2008年05月03日

諸君、私はこのホラー映画が大好きだ


洋画(ジャンルムービー編)にしようと思ってたんですが、どうしても入れたい邦画のホラーが一本あったのと、ホラーだけに絞らないと10本をはみ出てしまうのでこのようなカタチで。


ナイト・オブ・ザ・リビングデッド (ジョージ・A・ロメロ 1968)

ゾンビ映画の金字塔。これと↓の『ゾンビ』でロメロ信者になった人は多かろう。
他ならぬ私もそれなワケですが。
初っ端、そこらへん歩いてるオヤジがいきなり襲ってくるだとか、襲ってきたゾンビをバールのようなものの一撃で倒しちゃったりする様には大変カルチャーショックを受け、かつショッキングなものでございました。
息が詰まりそうな展開のラストの無常観。これが最高です。間違っても「最終版」などは見てはいけません。目が潰れますぜ。
『ゾンビ』以降の特殊メイク(まあ、残酷描写ですわな)を担当しているトム・サヴィーニが『ナイト・オブ〜』をリメイクした『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀』はこの本編を見終わった後見てみると良いでしょう。女性って強くなったんだなー。

ゾンビ (ジョージ・A・ロメロ 1978)

で、その『ナイト・オブ〜』の続編。(正式な続編は『バタリアン(リターン・オブ・ザ・リビングデッド)』だが、まあ気にすんな)
ショッピング・モールの中からゾンビを掃討し、モールの店の数々からありとあらゆる物をかっさらい、悠々自適かつ荒んだ生活には誰しもが一度は憧れた事かと思います。思いなさい。思え。
(その夢を叶えてくれたのが我らがカプコン様の『デッドライジング海外版)』ですが、ロメロ御大だか映画会社と裁判やってるとか。なんだかなー、いいじゃねえか、宣伝だよ宣伝)
(どうでもいいですが、国内版と海外版のジャケの違いがスゲエ)
そのステキ生活をブチ壊しにするのもやはり人間です。件のゲームでもゾンビに喰われるよりも、おサイコな人間様に撃ち殺される方が圧倒的に多いです。
こちらとしてはステキ生活のまま終わって貰っても良かったんですが、やっぱりあの生活は崩壊しないとお話にならんのです。
『ナイト・オブ〜』とはまた違う無常観漂うラストも良い。聞いた話では、吹替版のラストの訳し方がすごいとか。見たい人はニコニコとかYouTubeで探してみて下さい。
ちなみにこの作品、バージョン違いがやたらあるのも有名です。前に詳しく書いたのでこちらへ。

遊星からの物体X (ジョン・カーペンター 1982)

漢臭さと絶望感を描かせたら世界一のジョン・カーペンター監督の、漢臭さ・絶望感共に高レベルの作品がこれであります。なにしろ舞台は南極基地、登場人物は男のみ。(しかも一人はカート・(スネーク)・ラッセル)
犬がキシャー!とか、心臓マッサージでズギャー!とか、ビビらせがかなり重要とも言える作品なのであまり詳細は書かない事にします
……が、ラストシーンの最高に美しい絶望感は必見。どちらにしても滅ぶしかない男二人が酒を酌み交わす。最高の絶望感を味あわせてくれます。
音楽もミニマルなベースサウンドが絶望感を引き立ててくれます、が、音楽でラジー賞取っちゃってんだよな。分かってねえよまったく。

死霊のはらわた1, 2 (サム・ライミ 1983, 1987)

はい、これまでの3作品を吹き飛ばすバカ・スプラッター・ホラーであります。
2は1の実質リメイクとも言えるので(1の見せ場は2の初っ端15分くらいでやっつけます)、1は見なくても良いとも言えますが、やっぱり見るなら1からでしょう。
ちなみに3(キャプテン・スーパーマーケット)は買ったものの、世間の評価があまりにもアレなためまだ未見でございます。
そんなサム・ライミ監督も今ではスパイダーマンでドル箱監督、彼もまた特別な存在だからです(えー

ブレインデッド (ピーター・ジャクソン 1992)

『乙女の祈り』『指輪物語 三部作』で評価を上げに上げまくったものの、「キング・コング」で制作費を湯水の如く使い、なんだかアレな感じの評価になってしまったピーター・ジャクソンの出世作。まあ、この頃からアレゲ監督だったわけですが。
特筆すべきは、「お前らスプラッターマニアは、とにかく血が見れりゃいいんだろぉぉ! 血をよぉぉぉぉ!!」と言わんばかりの出血大サービスっぷり。
血の出ていないシーンの方が少ないほどですし、ラスト一時間は血の出ていないシーンがありません。
先ほど『ゾンビ』で書いたゲーム『デッドライジング』ですが、あれ、器は『ゾンビ』だけど中身は『ブレインデッド』だよなー。芝刈り機も出てくるし。
この傑作というか怪作の惜しい点は、「手に入らない」というどうしようもない点です。AmazonのマーケットプレイスではDVDが\34,000からだってさ。馬鹿か。映画会社の陰謀かなんかですか?
なお、私は中古のレンタル落ちVHSを\300で買いました。あと、海外では普通にDVDが売ってます。タイトルはDead-Alive。リージョン1対応のDVDプレーヤーは今やマニアの必須アイテムです。一緒に購入しましょう。

マウス・オブ・マッドネス (ジョン・カーペンター 1994)

ジョン・カーペンター監督の得意技「絶望感」を極限にまで引き上げた超傑作。見てない人は見て下さい。特にクトゥルフが好きな人には感じ入るところがあるようです。私は「インスマスを覆う影」しか知りませんが。
特に素晴らしいのがファーストシーンとラストシーン。ラストシーン30回は見た。

「ノットリアリティ!」
「ノットリアリティ!」
「ノットリアリティ!」
「ジス・イズ・ザ・リアリティ…」
ぷひー(鼻笛)あっはっはっはっは!、アハハハハハハハ!、(一瞬だけ息を詰まらせ)、アーッハッハッハッハッハハハハハハ!!!
(ギター)ずんずんずんじゃーらー、ずんじゃららーら、ずんずんずんじゃーらー、じゃ、じゃじゃじゃー!!

もうね、顔中の穴から血が出そうなほどカッチョ良いです。こんなカッチョ良い絶望感溢れるラストは他で見たことがありません。

リング (中田秀夫 1998)

平日の空いた映画館の最前列で観賞し、10日間ほど頭から恐怖感が消えませんでした。
「今まで見た映画の中で一番怖かったのは何?」と聞かれたら、いまでも『リング』と答えます。
怖かったシーンを無理やり上げると、リングビデオの内容→電話、揺らぐポラロイド写真、井戸の中の爪。
すいません、今書いててまだ怖いことに気付きました。「日本人を一番怖がらせる事が出来るのは日本人」昔からずっとそう思っています。
もっとも、『らせん』『リング2』がつまんねー映画だったり、『ループ』がトンデモ小説だったおかげで、だいぶマシになってきてはいるんですが。
あと『リング2』の中谷美紀は最高にかわいかった(←聞いてません

フレディvs.ジェイソン (ロニー・ユー 2003)

スラッシャー映画好きな人がこの映画を見てない訳がないんですが、まあ一応感想など。
エルム街、鉤爪、ナタ、クリスタル・レイク、イチャつくカップル(←当然死ぬ)、全裸女、処女、オタク、バカ……およそあの手の映画で思いつくものは全部ブチ込んであります。
そのお約束を踏まえた上で、フレディとジェイソンが真っ向から対決! これで燃えなきゃ何で燃えると言うのか。
早いとこ、『死霊のはらわた』でも『ハロウィン』でも『悪魔のいけにえ』でもいいですから魔獣合成して『フレディ・ジェイソン・誰か 2 三大怪物総進撃』を作って頂きたいものです。
監督・脚本は自棄糞気分でトビー・フーパー! いや、ここはひとつピーター・ジャクソンというのもアリか。どのキャラクターにも愛着が無いと言い張るロニー・ユーに続投がベストな気もしますが。


ソウ (ジェームズ・ワン 2004)

4まで出ちゃったんだし、ネタバレしても問題無さそうではありますが、まあ一応伏せておきます。
1のすごいのは純粋性というか極限まで削ぎ落とした内容で、無駄な部分がまるで感じられないってことです。(まあ、シンプルさでは『CUBE』の方が上ですが)
事前の宣伝で「『SEVEN』 meets 『CUBE』」などと書かれていましたが、まさにその通り。双方の良い(怖い)部分だけを抜き出して完成させたような(念の為、パクってると言ってるわけではないです)。
うむ、やはり詳細を語らずに感想書くのは難しいね。劇場で一回見ただけだし。とにかくスゴいので、見れ(←それかよ

※『ソウ』はホラーじゃなくてサスペンスだろ! と、指摘を受けたので訂正




posted by ImpactDrill at 08/05/03 17:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像
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