関東方面へ行く用事があったので、ついでに初めて御茶ノ水へ行ってみた。
東京メトロの御茶ノ水駅から出て、JRの御茶ノ水駅を越えた途端、何と言えばいいのか、楽器屋が死ぬほどあるというより、むしろ楽器屋じゃない店の方が少ないんじゃないかこれ?
街における楽器屋の比率も、店の中のギター密度も、その濃ゆさも、私の住んでる町とはケタが違う。
わー、ゼマティスのひゃくまんえんギターが裸で置いてあるー、とかそういう状態。んな逸品は普通ショーケースに入れるだろ。
タルボとかモズライトとか、結構普通に置いてあったり。ベンチャーズが弾いている状態ではないモズライトを生で見たのは(多分)初めてだ。どこまでも地方都市だなあ、家の近所。
この街の瘴気に中てられて、私はギター酔いとでも言うべき状態になってしまった。こう、へろへろなんす、目玉グルグルで。
畳一畳分の面積に置いてあるギターだけで俺の年収超えるぜ! とか。しかもゼマティスじゃなくてフェンダージャパンとかでね。泣ける。
隣のギターと触れ合ってんじゃないかと思うくらいの密度でね。一本無くなっても気付かないんじゃないのかあれ。いやいやそれは流石に無いか。
イシバシ、クロサワ、シモクラ、大ボス、ギタプラとか回った。店員と話しもせず、ひたすらギターを眺めてはため息を付く数十分。完全に怪しい人だったに違いない。
カタログだけでも貰ってくれば良かったかな。
でも、恐らくそのギターを買わないであろう店でカタログ貰うのも失礼な気がして。
あの街に引っ越す事でもあれば別ですが。もっとも、その場合は早々に私が破産する可能性が大。
ギタプラにあったBacchusのテレキャスター T-STANDARD T-MASTER は、J-Guitarのサイトで見ていて以前からかっこいいと思っていた。
残念ながらブラウンオイル・フィニッシュのものは無かったが、ラッカー仕上げのシースルー・レッド/ブルーの2色は本当に良い。黒も良いね。微妙に見える木目がすごくいい。
テレキャスは木目が見えてこそ(勝手なポリシー)! 実際のところ私のテレキャスは、真っ黒け・真っ黄色・赤のテカテカの三本だけどな。
次こそはシースルーでラッカーかオイルだな。うん、これ以上増やすのはどうかってのは自分でも分かってる。
しかしまあ、これだけ長々とギターが高ぇの多いのかっこいいの言っといて、音に付いて一言も触れてないってのが私らしい。
まあ、マトモに弾けないしね。いいんだよ、本気でギタリストになろうって思ってるんじゃないし、音楽に関係している物を持っていることだけで嬉しいんだからさ。
今度、余裕と機会があったら、私にスペクトラムを売ってくれた店にいってみようかな。
特にに意味はないし、スペクトラムを持ってく訳でもないんだけど。なんとなく。
問題は、珍しく確認電話即購入だったからメールとかの記録が残ってなくて、どの店で買ったのかまったく記憶に無いというところか。