2009年01月22日

今更? 『20世紀少年 第1章 ―終わりの始まり―』の感想++;

なんか第2章に先駆けて「復習上映会」とかいうので1,000円で見られるらしいので見てきた。

ネタバレを含みますが、見たい人はとっくに見ているだろうという観点から、特に包み隠さず改行も空けず光学迷彩もせずに感想を書き込もうかと思います。


俺としては、ラストの大爆発(『世界大戦争』や『ガメラ2』クラスの爆発、と言えばお分かり頂けるでしょうか)だけで割とお腹いっぱいなのですが、まー金かけてるだけあって、映像の細部まで凝ってるの凝ってねえのったら無い。


ここで話は唐突に大規模なコンピュータ・プログラム開発の話にすっ飛びます。
1人で組める程度のソフトウェアならいざ知らず、私が職に付いて最初に携わった仕事は、全貌がサッパリ見えないほどデカいプロジェクトの一部でありました。
組んだプログラムは厳しくチェックされます。そのプロジェクトのテストは、大体どこでもこんな感じだとは思いますが、

・関数単位での単体テスト(関数に与える値、出てくる値をチェック)
  ↓
・自分のチームが組んだプログラム単位での結合テスト
  ↓
・他のチームが組んだプログラムと連動させる結合テスト
  ↓
・その先はしらん

このテスト手法の最大の欠点は、細かい部分のバグはすぐに見つかり、広範囲に広がるバグ(設計ミスとも言う)はなかなか見つからないという事です。事前打ち合わせやらコード表やらがチーム毎に違ってたりして、そのすり合わせに随分と時間食ったり、結局動かなかったりとか、まあ重要な部分が後で見つかるというのは大変厄介な問題な訳です。


ここで話は唐突に20世紀少年に戻ります。
映画の細部は凝ってるんだよ確かに。でも、全体で見ると冗長で無駄なシーンが多く、結果、2時間半近い長ーい映画なのに原作を消化出来てなかったり、タルい作品になってます。例えば「ともだち」が勢力を伸ばしていく過程がイマイチ良く分からないとか。こんだけ時間使っといてそれかよ! と言いたくなる事しきり、ですよ。単体テストしかやってねえのかな。

出てくる結論としては「邦画にしては頑張ってる」という、決して手放しで褒めてはいない感想なんですよ。邦画も洋画も映画館では値段変わんないし、DVDに至っては洋画の方が明らかに安いんだから、そりゃ「頑張ってる」程度の映画より、面白いって事が明白なマトリックスやターミネーター見るだろ普通よう。

しかしながら。三部作で60億円という、バブル以降では破格と言える制作費を、ゲージツ映画とか大河映画などのドブに捨てるが如き映画制作に回さず、純粋な娯楽作品を作る事に費やしているのは喜ばしい動きと言えます。前にも書いたかも知らんが、バブル期には50億円使って、今や誰も覚えていないタイトルの映画とか撮ったりしていた訳で。それに比べりゃ(原作が微妙な作品とは言え)雲泥の差ですぜ。

でも、1,800円払ってまで続編見ようとは思わないけどな、俺は。
原作読んだ時も、ロック魂の赴くままスピーディーに、2000年12月31日「よげんの書」通りに世界征服を企む悪者をやっつけたぜ! バンザーイ!!……で終わっとけば、小品ながらも面白い作品として残ったのになあって考えてた人間なんですから。MASTERキートンより後の浦沢直樹はどーもな、広げるのはいいけど畳めるサイズの風呂敷にしとけと言いたくなりますね。


続いて楽曲。私はT.Rexは『The Slider』とベストだけ聴いて、なんか合わない気がしたので聴くのを止めちゃってたんですが、これがまた意外なところで「20th Century Boy」を良く聴いていたのですね、これが。
聴いていたのは、ジョジョをモチーフにしたネットハック系ゲーム、「ディアボロの大冒険」で。しかも特定の装備用スタンドのBGMではなく、ジョジョ第五部に登場する亀、ゲーム内ではアイテム倉庫として使われていますが、この倉庫内部のBGMが20th Century Boyだったんですね。

倉庫の中で、
「ウェザーリポートとヘビー・ウェザーの能力は是非合成したいが荷物になるな……DIOの骨が必ず出るとも限らんし。それより実用品としてイエローテンパランスとパープル・ヘイズを多めに持ってった方が……いやしかし、やはりクラフト・ワークにウェザー組み込むと飛び道具相手に強いし……クレイジー・ダイヤモンドでもいいから出てくれないかな。あーあ、こないだ消えたシンデレラがあればなあ……」
などと独り言をブツブツと言いつつ、気が付けばかなりの時間を倉庫の中であっちゃこっちゃ移動していたりするのです。その間のBGMはずっと20th Century Boy。耳に残らない方がおかしい。そして、よっぽと嫌いな音楽(例:ミニモニ、三木ドーザン、ジン 等)ではない限り、聴いた回数と気に入る確率は比例します。今日の映画で久し振りに聴いたホンモノの20th Century Boyは、以前聴いた時より随分と良い曲に聴こえました。もちろん変わっているのは歌の方じゃなくて自分の方なんですが。

帰ってきて真っ先にT.Rexを聴き直してみました。
ふむ、T.Rexを再発見できただけでも映画を見に行った価値はあったかも知れないな。あと、映画の中ではBob Dylanの「Like A Rolling Stone」もかかってたな、こっちも聴き直すか。

そいえば、劇中でケンジが弾いていたギターは白ボディに白PGのテレキャスターであった。ふ、良いチョイスだな、ケンジ。ちなみに「ともだち」のバンドのベーシストが使ってたのはKiller。ギターはちょっと分からなかったが、変形ギターだったのでKillerかDeanかB.C.Richでしょう多分。
本当にどうでもいいところばっかり見てますね俺。


タグ:Telecaster
posted by ImpactDrill at 09/01/22 02:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像
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