2011年04月04日

ホンモノの'55カスタム!


前回の更新で、初代'55レスポール・カスタムが萌えるのカッチョ良いの何のと、PLAYTECHの新作を放置して思いの丈を綴っていたら、イケベ・グランディに来ましたよ!ホンモノのヴィンテージ Les Paul Custom '55 が!!

若干の交換パーツがあるための大特価でのご案内!
とかなんとか書いてある訳ですが、それでも価格は2,480,000円でございます。うはははははは。乾いた笑いしか出ねえや。
今、ちょっといったん「買い物かごに入れる」ボタンを押して、買う直前のページまで行って、引き返して買い物かごから削除しました。すげえドキドキした(←バカ
しかし、支払い方法が銀行振込だったらそれ額がデカ過ぎて振り込めないんじゃないのかとか、送料込(当たり前か)なんだけど通常ヤマト運輸で送料840円で発送している手段でこのヴィンテージ・ギターを配達して大丈夫なのかとか、いらん心配を色々してしまいますな……しなくてもいいのに。

以前、私はヴィンテージ・ギターというものに偏見を持っていました。アコースティックではないエレクトリックなソリッドギターで、しかも50年も60年も前に作られた楽器の音が、最新技術で作られた楽器に敵う訳が無い。なのに最新ギターの数十倍の値札が付いているなんて異常だ。まあ、そういった理由です。
ギターに興味を持ち、ほとんどが安楽器とはいえ数々のギター・ベース・その他諸々を購入し、数年が経ち、そこでふと気付いたのです。
音だけの問題ではない。その楽器の発売当時、現在の価格よりは遥かに低価格とはいえ、それなりに値段の張るギター。それがプレイヤーと共に数十年の時を共に歩み、傷が付き、打痕ができ、使い難い部分のパーツを替え、経年劣化で使えなくなったパーツを交換し、プレイヤーと一緒に「成長」してきたギター。それはとても貴重で、かつ、美しい物ではないかと思う様になったのです。
そして、それぞれ事情があるのでしょうが、プレイヤーは「成長」したギターを中古ギターショップに持ち込み、幾ばくかの金と引き換えに別れを迎える事となります。
それが「ヴィンテージ」として高級中古ギターショップに並ぶ事となります。

ヴィンテージ・ギターを買う人というのは、ギターの物理的な面だけでなく、そのギターに刻まれた数十年のロマンを共に購入しているのでしょう。
そしてまた、新しい持ち主との出会い、別れを繰り返し、ヴィンテージ・ギターは成長を繰り返していくのだろうと、そう思います。

しかし、全てのヴィンテージ・ギターが同じ運命を辿るとは限りません。大事にされるあまりほとんど弾かれる事なく、オリジナルパーツを搭載したまま売りに出されるギター(恐らくこれが最も高い価格を付けるのですが)もあれば、価値の分からない人の手に渡り、そのまま捨てられてしまうギターもある事でしょう。
そういった様々な運命を辿った中で私が一番美しいと思う物のひとつが、↑でリンクを張ったLes Paul Custom '55と言えるでしょう。
元の持ち主は、このギターを飾るだけでなく、もちろん価値が分からずぞんざいに扱う訳でもなく、ギターを楽器として最も敬意を払った使い方をされてきたのだと思います。
ブリッジを新しい物に交換、(恐らくは錆びた)テールピースを再メッキ、ペグはグローバー製(もちろんゴールドパーツ)に交換。ポット・キャパシタはオリジナルパーツですが、テレキャスターの様にハイパスキャパシタをかませ、好みの音が出る様にカスタマイズされています。
前の持ち主が自分に取っての「良い音」を目指してギターを「成長」させていった過程がうかがえるこのギター、良い育ち方をしたんだなあ……と感じられます。

'55年製のLes Paul Customには及びもつきませんが、私も一応ジャパン・ヴィンテージと呼ばれる時期のレスポールタイプを所有しています。私が30歳の時に購入した、30年前のギターです。私とこのレスポールタイプは同期という事になります。
現在は放置中ですが、いずれ必ずレストアします。そして、このギターの成長してきた30年に追いつきたいと思っています。思ってはいますが、技術が追いつかない可能性が高いんですよねー……
そうなったら、40歳になった時に40年前に生産されたギターを買って、それに追い付く様になんとか(ぉ
ここまでの文章台無しですな……

最後の段落は要らなかったのではないかと頭を抱えつつ、この文章、終了とさせて頂きます。
あ、ちなみに、ヴィンテージは理解できる物の、エイジド、レリックという加工の意味するところは未だに全く理解不能です。あしからず。

posted by ImpactDrill at 11/04/04 04:27 | Comment(2) | TrackBack(0) | 楽器

2011年04月07日

初代カスタムの話ばかりしていたら…

イケベ楽器オリジナル第二段のFERNANDES ZO-3が出たらしいですよ。

もう何でもアリですな、この世界……
名前の“1954BB”は、1954年のBlack Beautyという事でしょう。
イケベ・グランディでも売ってます。当たり前だけど。

ちなみにイケベ楽器オリジナルZO-3の第一弾はこれ。

1956年のゴールド・トップです。カスタムもゴールド・トップも、P-90ピックアップを使ってるのがエラいと思います。

しかし、ZO-3はやはりミニギターなのに安ギタラ的には高いのがネックですな。
ホンモノは間違い無く買えないとしても、やはり見た目がソレっぽいPLAYTECHの初代カスタムタイプが欲しいものです。ZO-3より安いしね。
で、そのLP500-P90、
PLAYTECH LP500-P90 BLACK
PLAYTECH LP500-P90 Black 16,800円15,800円
出るが早いかいきなり1,000円値下げされております。くぁーッ!欲しいなあこれ!!

そーいやミニギターで思い出したんですが、ARIAが出した丸いアレ。すごい値段になってます。

6,980円……K-Garageのアンプ内蔵ミニギターより安いですね。K-Garageのアレ買うよりはこっちの丸ギター買った方がいくらかオトクな気がします。まあ、丸い方は触った事無いですけど、ARIAとK-Garageを比較したら、ねえ。

なんだか最近自分の性癖……というか、ギター癖が変わってきた気がします。
レスポールなんざクソ重てえからステ!やっぱフェンダー萌え!とか平気で言ってた覚えがあるんだけどなあ。

posted by ImpactDrill at 11/04/07 01:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器

2011年04月23日

まだまだP-90の話は続く

はい、ちょっと間空きましたが、まだまだ初代レスポール・カスタム改めP-90の話題でございます。今回はギブエピ。もう全然安ギターニュースのブログじゃねえよな、ここ。
ま、それは次のエントリあたりから復帰していく事にして、まずはこれから。


Epiphone By Gibson LIMITED MODEL Les Paul Special SC (TV White) 24,800円(イケベ楽器/IKEBE GRANDEYのみのモデル)

EpiphoneのLes Paul Special Single CutawayのWhiteです。何故かWhiteだけ24,800円で、他にYellowとCherryのバリエーションもあるんですが、そっちは29,800円。White不人気? Special/Jr.に関して言えば、Blackより好きなカラーですけどねえ私は。
まあ、24,800円ならかろうじて安ギターの部類に入るかなあ……と思っていたのですが、イシバシ楽器のコレはどうだろう。


Epiphone by Gibson Limited Les Paul Special Single Cutaway (Ebony) 36,000円(イシバシ楽器系店舗のみのモデル)
イケベが白ならイシバシは黒(とナチュラル)だ!…と言わんばかりです。しかしこの価格差はいったい……まあ、イケベの商品はチョイキズ品とか書いてますが、数十本もチョイキズ品があるもんですかい。安売りの決まり文句でしょこれ。そりゃカスタムショップ製ギターのチョイキズ品は泣く泣く安く売ってるんだと思いますが。

さて、スペックはどちらも似た様な物です。違いを強いて言えば、イシバシのエボニーカラーのSpecialはピックガードとトラスロッドカバーがパール柄だという事くらいですか。
ピックアップはもちろんP-90のソープバーを2発。ボディとネックはマホガニーでセットネック接合。あとはカッタウェイがダブルだったら私の好みにドンピシャだったんですが……
やっぱりレスポール・シリーズはシングル・カッタウェイのイメージが強いんですかね。ダブル・カッタウェイのモデルはほとんど見ません。

と、いうことで、ダブル・カッタウェイと言えばコチラ!クロサワでしか売ってないから、嫌々リンク張る!(ぉ


Gibson SG Special 60's Tribute (Worn Cherry/Worn Natural/Worn Ebony/Worn White) 各78,000円

んで、気に食わない理由のひとつは、 クロサワ楽器店ギブソン/エピフォン専門店クロサワ楽器あるある探検隊クロサワ楽器 日本総本店 WEBSHOP の4店舗で、同じギターを、同じ価格で、同じ写真使って、同じ売り文句で、同じレイアウトで売ってるとこですよ。ああもう。紛らわしいやら無個性だわ。イシバシとかイケベみたいに写真だけでも変えりゃいいのに。
それから一番気に食わないのは何と言っても……あー、ここクロサワの悪口書く記事じゃないすね(汗 仕切りなおそう。

さてお立会い(←何か違う)、このSGのウリは何と言ってもダブル・カッタウェイです。当たり前ですね。シングルのSGがあったらお目にかかりてえもんだよ。
ではなくて、今年はSG誕生50周年の年に当たるという事で、コイツは60年代トリビュートモデルという位置づけです。今現在スペシャルと言えばラージピックガードにオープンハムバッカー2基(こんなの)という構成ですが、60年代のSpecialはかなり異なった物でした→たとえばこんなの(けいおん!!で売っ払った先生のSGは、このあたりのSGをチューン・オー・マチックに改造したものではないかな?)
今回の60's Tributeは当時のスペシャル同様にP-90を2基搭載、ピックガードもスモール。しかし再現よりプレイヤビリティを優先した様で、ブリッジ兼テールピース(こんなの)ではなくさわちゃん先生のSG(←そこから離れなさいよ…)同様、チューン・オー・マチックに変更されています。こういった、ヒストリック・コレクションとはまた違った「再現」には好感が持てますね。
指板も、さすがに現代においてハカランダなんぞ使ったら、いきなり価格が数倍に跳ね上がってしまいますので、穏便にローズウッドです。
ナットは人工大理石のコーリアンPLEKで加工するという最新技術を使用。
あとはまあ、大体いつもの感じ(ぉ いや、マホガニーボディにマホガニーネックをセットネック接合とか普通ですし。しかし、スペック表に「接着に使ったタイトボンドの種類」とかまで書いてあるのには恐れ入る。

で、何よりすごいのは価格と言えましょう。だって、ここまでリキ入れて作っといて、定価で112,350円。実売78,000円ですぜ!? これは「安ギター」ではないけど、「安いギター」ではあると思うのです。俺は買えないけどな!!(←毎度おなじみ
欲を言うと、ストップテールピースより板バネ式のロングヴァイブローラ、もっと欲を言えばマエストロの刻印入りがいいなあ……>こんなの…てか、このSGもカッコいいなあ……
ま、価格と需要の兼ね合いで無理なんでしょうね。板バネでもビグスビーもチューニング狂いそうだし、それが理由でいらない人も多そうだ。
ちなみに塗装のフィニッシュは「Sealer: Nitrocellulose」となっていたので、ニトロセルロースラッカー・フィニッシュだと思われます。購入する方はギタースタンド用のブラジャーも忘れずに買っときましょう。ラッカー塗装には必須です。
塗装はどの色もカッチョ良いですなー… でも、白と黒が一番カッコ良いかな。

ところで。


Gibson SG Special 60's Tribute Left-handed (Worn Natural/Worn Cherry/Worn Ebony) 各97,000円

レフティを見ると、SGは左右対称ではないという事が良く分かりますな。
いや、それはさておき、なんでイケベはレフティモデルだけ売っとるのですか? で、なんでイケベしかレフティモデルを売っとらんのですか?

謎を残したまま次回へ。いや、次回更新でも謎は明かされませんが。

posted by ImpactDrill at 11/04/23 05:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器

2011年04月28日

もうちょっとだけ続くんじゃ

ロードバイク壊れた!正確には壊した!!
壊したというのは正しくないか。ステムを交換してからメンテナンスを放置していたら、ものすごいサビで溶接された様になり、引っこ抜けなくなってしまったのですね。うむ、やはり人災だなこれは。
自転車の構造についてはTakaよろず研究所様が非常に参考になります。ちなみに私のステムはいわゆるノーマルステム(クイルステム)です。
ここ1ヶ月ほどロードに乗ってると、フロントからギシギシ音でしていてうるせーなーと思いながらも、まあ普通に乗ってたんですが、よく見たらステムのロックナットと上ワンがなんだかグラグラしてる、というか、完全に外れているという状態。サビ溶接のみでステム、という事はもちろんハンドルも動いていた訳で、そりゃギシギシ音が鳴るのも当然です。というか、音だけで済んで事故らなかったのが幸運と言えましょう。
で、27日。さーて分解すっぞーとばかりにステムのボルトを六角レンチで引っこ抜きます。ボルトは抜けましたが、ステムはビクともしません。カチカチです。仕方ないので、あらゆる方向からゴムハンマーで殴り、サビからはがす作戦にかかります。それでもカブはステムは抜けません。
むしろ、ボールベアリングのちっこいボールがひとつどっか行ってしまいました。あー!もー!!
作業中断してチェーンだけ洗浄してあとは放置。プロショップに持っていくしかあるまいて。ガンガン殴ったから、「あーこりゃもうフロントは全部ダメですね。フォークとステムと前ホイール買い直して下さい」とか言われたらどうしよう……安く見積もっても15,000円くらいするんだぜ。ますます安ギターとか買えなくなるじゃないか……

さて、「もうちょっとだけ続く」のは私のロードバイクの寿命の事ではなく、P-90の話題でございます。しつこいね私も。
前回、「謎は明かされません」などと書いていたのですが、イケベの店長ブログにそんまんまの記事がありました。いきなりの左!て。
まあ、意図的にレフティを先に仕入れたのか、クロサワに右利き用を全部持ってかれたのかは謎のままですが。

はい、今回のP-90物件、まずはLes Paul Studioでございます
イシバシがカラー限定でちょっと休めで出しているくらいで、あとはどこの店も同じ感じの価格ですね。
   
Gibson Les Paul Studio 50s Tribute Worn White 74,800円(チョイキズ価格74,500円)

まず驚かされるのは、ギブソンのギターがチョイキズでも300円しか安くなっていないという事実。ギブソンにしては本当にご奉仕価格なんだなあと思います。

他の店……とは言っても事実上イケベ・イシバシ・クロサワの3店舗しかないので、全カラーが載ってるイケベで

Gibson Les Paul Studio 50s Tribute (Worn Gold Top/Worn Heritage Cherry Burst/Worn Satin Ebony/Worn Satin White/Worn Honey Burst) 各83,000円

ボディはメイプルトップ・マホガニーバック、ネックはマホガニーのセットネックという「いつものヤツ」。
しかし、これはStandardではなくStudioなので、ボディ・ネックのバインディング等、装飾は廃されています。
さらに、ボディにはチェンバード加工が施されています。これは2008 Standardにもされている軽量化のための加工で、マホガニーの部分をこんな感じに繰り抜くという物です。意外と、身の詰まった重いレスポールとの音の違いには気づき難いらしいですよ。
(この50s Tributeとは関係ありませんが)、軽量化の方法にはもう一つあり、ウェイト・リリーヴドと呼ばれています。先ほどのサイトの右側にある3枚の写真の、3枚目のボディがそうです。丸い穴を9個空けて軽量化を図っています。この加工ははLes Paul Traditionalにもされていますが、その形状から「スイスチーズ」と揶揄されているとか。トム&ジェリーのあのチーズですね。 参考にしたのはイケベのLes Paul 2008Standard vs Traditionalのページ。違いが分かりやすいです。

さて、話が逸れたので、50s Tributeに軌道修正。
ボディのフィニッシュが「Finish: Distressed 」となってるんですが、辞書引いても「苦しんだ」「悲観」「困窮」「出血投売」とか、極めてネガティブな意味しか出てこないんですが……木材業界やギター業界ではどんな意味なんですかね?
あとはまあ、形状の違いととメイプル材を使っている事を除けば、大体こないだのSG Special 60s Tributeと同じ様なモンです。
もちろん塗装はニトロセルロース・フィニッシュなので、普通のギターハンガーとかギタースタンドだとデンジャーです。迎え入れるにはそれなりの用意を。
ちなみに今回のカラーリングなら、これはもうダントツでゴールドトップですね。キラビヤカで美しいです。なんか、レスポールでサンバーストとかって見飽きてしまった感じがします。

次回、もう一回だけP-90(というか、エピギブ)関連やって、安ギターの世界に戻るとしますか。
サクラ楽器がセルダーでなんか面白い事やってるしね。

posted by ImpactDrill at 11/04/28 05:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器

SELDER CUSTOMなあ……

にて、SELDER CUSTOM祭開催中!!……なのですが。
第一弾がこれ

SELDER CUSTOM STC-01/BD(ブロンド) 本体のみ…13,800円 7点セット…15,800円 13点セット…17,800 円 20点セット…19,300円

第二段がこれ

SELDER CUSTOM STC-02/NBR(←って何色?ナチュラルブラウン?) 本体のみ…13,800円 7点セット…15,800円 13点セット…17,800 円 20点セット…19,300円

カスタムとか何とか言ったところで結局ストラトタイプなんですね、ああそうですか、といった気分。カスタム名乗るんなら、テレキャスカスタムとかレスポールカスタムとか出せばいいじゃない!(←それは違う
今日び、Eliothも、イシバシ楽器も、サウンドステーション(←って、サクラ楽器か)も、もっとカスタムカスタムした(←どんな形容詞か)ストラトタイプを安い値段で出してる訳でして、今更「アッシュボディにゴールドPGですよー」とか「SSHですよー」とか「50本限定ですよー」とか言われても、そんなに心は動かない訳です。この先出る第三段、第四弾もストラトタイプっぽいし、正直、イケベのギター曼荼羅の方がまだインパクトあったんじゃないかと思う次第。
そういえば、サウンドステーションで売ってる物でオリジナルってレイフィールド RST-320しかないんですけど、サクラ楽器からわざわざ分家を出す必要はあったんですか?。
SELDER CUSTOMを100本カートに入れても普通に普通に注文画面に行けてしまったのですが、50本限定はウソなんですか?
日本が印度になりますか?
王様の耳はロバのの耳じゃ(筋少略

む、今ひらめいた!STC-01が普通のストラト、STC-02がSSH。という事は、STC-03がHSH、STC-04は3Hになるというのはどうだ!? どうだも何も、そんなのはとっくにレスポールカスタムとかSG-3でやっているのだが。まあストラトでそれやってくれたらちょっと面白いかな、とは思いますが。
てか、今のままだとつまらなさ過ぎるので。いくらなんでも。

さて、今回のP-90物件は、「中学生でも買えるギブソン」こと(←今考えた)Melody Makerでございます。
まず、こちらは普通のMelody Maker

Gibson Melody Maker (Satin White/Satin Ebony/Satin Vintage Sunburst) 各44,000円

チョイキズ物なんかも入れると、楽天での平均価格は40,000〜45,000円程度でしょうか。Gibson製にしては極めて安いギターです。
安さの秘密は薄いボディにブリッジテールピース、そしてP-90を流用せずにMelody Makerのためだけに新開発した得体の知れないシングルコイルPU。レスポール・デラックス発売時のミニハムバッカーといい、Gibsonたまにこういう訳の分からない事をします。
私は生で聴いた事は無いのですが、GibsonのサイトのMelody Makerのページにあるサンプル音源を聴いて、ヘナヘナと腰が砕けました。テレキャスのリアPUなどと比べるとヘナさもひとしおです。
そんな廉価品もキッチリとマホガニーボディとマホガニーネックをセットネック接合で製造するあたり「Epiphoneとは違うのだよEpiphoneとは!」というGibsonのプライドが見え隠れしている様に思えます。
※あくまで個人の感想です。石を投げないで下さい

それだけに、PUさえそれなりの物に換えれば大化けするモデルであると言えましょう。まあ、ヘッド落ちくらいは普通にすると思いますが。
Gibson製で廉価品という事で、昔っから改造は多かった様です。安ギタラーがPLAYTECHとかSELDER買って、無磁力モデル(ピエゾ搭載)とかPU3連結無Vol無Tone無切替制御不能モデル(ブライアン・メイのレッド・スペシャルみたいな配線にしようとして途中で飽きた)を作ったりする様な物ですね。今、例に挙げたのは私の安ギターですが。
はい、前置き長くなりましたがコチラが今回のP-90物件でございます

Gibson Jonas Brothers Melody Maker 69,000円

現在リアPUモデルしかないMelody Makerを2PUに、しかもP-90に換えての登場と相成ります。
サイドからの写真がありますが、Melody Makerの薄さが良く分かります。指板は通常のMelody Makerと違い、高級品に使われるエボニー指板です。
なんかJonas Brothersてー人(←バンドです)のシグネチャーモデルらしいんですけど、トレードマークの印刷とサインいらないんで、4万くらいまでまかりませんか?(←元より安いじゃねーか
それと……「Body Type: Double Cutaway」って書いてあるんですけど、シングル・カッタウェイにしか見えないのは俺の心が汚れているのか。
しかし、Gibson製で薄く軽いボディにP-90×2。このスペックには憧れるものの、値段がちと残念な感じ。ここまでかかるのならいっそSG Special '60s Tributeまで金出すか、普通のMelody Maker買って自力改造した方がいいんじゃないかと思ってしまいますね。
ハムバッカーモデルは6万を切っている訳で、出来ない事じゃないと思うんだけどなあ。

P-90についてはとりあえずこんなところで。
次回からは最近(でもないか)の安ギターについて書こうかと思っとります。まあ、予定が予定で終わるのはいつものことですが(汗

posted by ImpactDrill at 11/04/28 23:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器

2011年04月30日

夢を見た

夢を見ていた。

その夢の中では今現在の現実よりも「ゲーム」や「ネットゲー」の重要性が高いらしく、ネックゲー専門の学校まであるほどだった。
俺は親元を離れて、一人暮らしを始め、その専門学校に入学したところ。専門学校へのアクセスは公共交通機関のバスだが、学校の近くになるに連れて、いかにもゲームが好きそうなヤツばっかりになっていく。
地元でもないし、一人暮らしを始めた事もあって心細くなっていた俺だったが、何しろ同じ趣味の人間が集まってる専門学校だ。友人はすぐに出来た。同じクラスのヤツはもちろん、バスの中であったヤツともすぐに仲良くなれた。
そんな平和で楽しい毎日を送っていた俺だったが、ある日を境に、なんだか不安でたまらなくなる瞬間が増えていく。その不安は、この平和で楽しい日々がすべて幻想で、いとも簡単に壊れてしまうのではないか、という物。
友人にはからかう者、本気で(俺の脳を)心配してくれる者、本気でバカにしてきたのでケンカになった者など様々。ただ、みんな俺の事を気遣ってくれている事だけは確かだった。

そして滅びは一瞬でやってくる。
つまり、その「平和で楽しい毎日」という夢を見ていた私が目を覚ました。
リアルの感覚があっという間に脳味噌を浸食し、夢の中で起こった事はものすごいスピードで消え失せていく。起きた瞬間、キーボードを打ち始めた瞬間、ここまで書いてきたこの瞬間で、加速度的に内容が薄くなっていく。書いてる途中で辻褄を合わせる為に書き加えた部分も多い。
夢のインパクトが強かったのは、リアルと重なる部分が多かったからだろう。
一人暮らしを始めて、ゲーム(を作る方の)専門学校へ通った。友達も出来た。仲良くなれなかった奴もいた。
卒業して十数年、いまだに付き合いのある友達は片手で足りる程少なくなった。

ちょっとだけ、泣きそうになった。

この文章を書き始めた瞬間から、シメの一文は上記の一文にするつもりだった。
しかし、この文章を書き終わる今、「ちょっと泣きそうになった」瞬間すらすでに記憶が薄い。これは私の脳がヤバいのか、それとも、元々夢なんてその程度の物だったのか。
夢日記を付け続けていると、現実との境が曖昧になって発狂するという話があります。そうでなくても、私の最近の行動で一番多いのは「寝る」という行為なので、発狂する土台は出来ているのかも知らんが。
すでに初っ端と趣旨が変わってきたのでこの辺で。
良い夢見ると起きた瞬間に悲しくなって、悪い夢を見たら見たで起きた瞬間スゲー嫌な気分になるんだよな。どうにかならんものか。リアルを充実させるしかないのか。

posted by ImpactDrill at 11/04/30 01:59 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
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