以前、PLAYTECHの新モデル紹介に見せかけた、
ぼくのかんがえたえれきぎたーせっとを書いてみた訳ですが、私の周辺でベースに手を出しそうな方が何人かいらっしゃるので、
安楽器時空に引きずり込んでくれるわクックック…… 今回はオススメのベース用セットでも考えてみようと思います。
まず、ベースギター本体。これはお好きな物を選んで下さい。オススメの品は後述。
安ベース本体には、PLAYTECH製品の様に楽器本体以外の付属品が
六角レンチ2本のみというストロングスタイルな物か、ベース本体とアンプを繋ぐシールドケーブルが付属した物、さらにアンプが付属した物、さらに色々といらんもんが付属した物、などがありますが、後者2つは無視して良いでしょう。アンプ付きセットには
ARIA AB-10が付く事が多い様ですが、このアンプはなんと
3W出力。
非力にも程があるという物です。そんな訳で、やはりセット売りは今回もパスとしましょう。
なお、安ベースに付属のシールドケーブルもやはり安物です。ベースの音を歪ませる機会はギターほど多くはありませんが、ディストーションでもかけようものならノイズまみれのベースサウンド一丁上がりとなります。このシールドケーブルは
見なかった事にしましょう。
家庭用の練習アンプでも15W程度の出力は必要であるとの意見が多いのですが、集合住宅では15Wのベースサウンドは騒音です。近所迷惑を考慮した場合、ボリュームを9時方向より上げずに使う事になるでしょう。
んで、ワット数、値段なども考慮すると……
結局このあたりに落ち着いてしまいます。いや、本来はギターアンプだからベースを繋ぐのはあんまり良くないはずなんですけどね。PATHFINDER10はギターもベースもいい感じに鳴らしてくれます。
個人練習である事を徹底して考えた場合、ベースからマルチエフェクターに繋ぎ、ヘッドホンで自分の演奏を聞くという手もあります。オススメはやはり、
この2台です。もちろんグレードを上げて
B2や
AX5Bに替える事には何の問題もありません。しかし、ベースでワウペダルを使う事が果たしてあるかどうか……
ヘッドホンはそれこそ個人のお好みで。イヤーパッドが柔らかく、長時間付けていても疲れない物が理想です。
ちなみにマルチエフェクターではなく、
普通のエフェクターにヘッドホンをブッ挿すのは止めましょう。ショートして壊れるかもしれません。
エフェクトなんざいらねえから、アンプに直挿しした時の音が欲しいんだ!という方には、
こちらをどうぞ。これをベースのジャックに挿しヘッドホンを繋げば、VOXが自ら自社のアンプをモデリングした音が得られます。
つーか、私も欲しいです、これ。
アンプやシールドケーブルについて何も考えなくて良い、裏技的な解決法としては、
アンプ・スピーカー内蔵ベースを買ってしまう事です。もちろんヘッドホンも使えますし、アンプに繋いで使う事も可能です。
ちょっと他の安ベースと比べて高いですが、これ以上気軽に使えるベースも他に無いでしょう。しかし、
コイツでライブに出るとか、そんな剛の者はそうそういないでしょうねw
ベースは重い物が多いので、ストラップも厚めで幅広の柔らかい素材の物を選ぼう。前回同様に COMFORT STRAPP をオススメします。
ベース用ショートは
(身長160cmに足らない私ですら)短すぎるので、
ベース用ロングがオススメ。やたら背が高い人用に
エクストラロングもあります。
シールドケーブルも前回同様にBELDEN製で構いません。サウンドハウスではギター用ケーブル・ベース用ケーブルとカテゴリが分かれていますが、BELDEN製ケーブルはどちらのカテゴリにもありますので。長さは3mもあれば充分です。音が変わる要因はケーブル以外がほとんどでしょうから、
ノイズが抑えられればどれでも良いです。
さて、肝心のベース本体。上記のアンプ内蔵ベースはおいといて、オススメのモデルを書いて行きましょうか。
- PLAYTECH JB420 (8,980円)
おそらく日本一安いジャズベース。低価格の割に質は悪くないというPLAYTECH製です。
カラーはBlack, Metallic Blue, Metallic Red, Pink, Red, Sonic Blue, Sunburst, White, Yellowの10種類。
良い点:とにかく安い事。無駄な付属品が無い事。
悪い点:たまに作りがテキトーな物がある事(酷い場合は交換にも応じる模様)。ピックガード内部などに木屑というかオガクズというか、粉だらけだったりする事。
- Legend LJB-X(9,999円〜)
-
安ギターフリークに人気の高いブランド、Legend製のジャズベース。コストパフォーマンス最強と呼ばれています。
カラーは、3Tone Sunburst, Black, Candy Apple Red, Metallic Blue, Seethrough Blue, Sonic Blue, Pink, Orange, Black-PGのBlack, Whiteの10種類。Black, Candy Apple Red, Metallic Blue,の3色はマッチングヘッド・モデルも出ています。
レフトハンド用は、3Tone Sunburst, Black, Candy Apple Redの3色。
良い点:本家ジャズベースと同じ木材(Alder)を使っている事によるコストパフォーマンスの高さ、カラーの充実っぷり、レフトハンド・モデルも含むラインナップ(レフトハンドはほんのり高いですが)。
悪い点:特に見つかりません。
- AriaProII IGB-STD (17,640円〜)
Legendの親ブランドAriaProIIのベース。ジャズベースやプレシジョンベースとは違う、独自の形状をしています。私も一時期使っていたんですが、コレ、物凄い使いやすくてこのオススメリストの中でもイチオシです。
カラーは、Gun Metallic, Candy Apple Red, Midnight Dark Blue, Metallic Blue Shade, Metallic Red Shade, Metallic Blackの6種類。どの色も艶消しの上での光沢が大変渋くてカッコ良いです。
良い点は全部。悪い点は無し(ぉ 売ってしまったのを今でも悔やむ程のいいベースでした。
- mushroom MPB-01 (27,800円〜)
-
DJ機器で有名なVestaxが販売しているプレシジョンベース。ちと高いですが、最強の入門用ベースとも呼ばれています。
カラーはBlack, Sunburst, Whiteと絞られた3種類。ジャズベースでなくプレシジョンベースを作るあたりにも非凡さを感じます。
良い点:ボディに桐材を使用しているため、とても軽い。フレットがステンレス製で減りにくい。付属のギグバッグが立派。
悪い点:ポピュラーなジャズベースでなくややマイナーなプレシジョンベースであるあたり。いや悪い訳では。値段が安ベースにしてはちょいと高い。
とりあえずこんなところでしょうか。他にも、Photogenic/SELDER製も安楽器に慣れたメーカーなので、過不足無い良い楽器だと思いますし。
それでは、良き安ベースライフを! いや、参考にする人ホントにいるのかな。
posted by ImpactDrill at 09/05/25 09:08
|
Comment(2)
|
TrackBack(0)
|
楽器