2009年04月14日

まあ色々と

半月も「ド低脳」をトップに晒しておくのも流石にアレだと思ったのでテキトーに更新します。
結局ほぼ毎日Skype使ってるしね。Skypeが無かったら、携帯電話の通話料が物凄いことになるか、色々な人との関係が途絶するかと。
Skypeはどうでもいいや。別の話を。

oasisのライブに行きました
いつの話だよ!まあ、これについてはほとぼりが冷めないと書けない感じだったってのもあるんですけど。
私はoasisが大好きだと思ってたんですよ。もちろん嫌いな訳じゃないし、カラオケ行けば歌うし、Morning Gloryは永遠の名曲だと思うのだけど。
ただ、熱狂的に好きなのでは無いんじゃないかと、このライブで思っちゃったんですよ。
とりあえずライブのセットリスト(mixiのコミュニティから転載)
  • Fuckin' In The Bushes (4th)
  • Rock'n Roll Star (1st)
  • Lyla (6th)
  • The Shock Of The Lightning (7th)
  • Cigarettes And Alcohol (1st)
  • The Meaning Of Soul (6th)
  • To Be Where There's Life (7th)
  • Waiting For The Rapture (7th)
  • The Masterplan (WonderWall B面)
  • Songbird (5th)
  • Slide Away (1st)
  • Morning Glory (2nd)
  • Ain't Got Nothing (7th)
  • The Importance Of Being Idle (6th)
  • I'm Outta Time (7th)
  • Wonderwall (2nd)
  • Supersonic (1st)
(以下はアンコール)
  • Don't Look Back in Anger(Acoustic) (2nd)
  • Falling Down (7th)
  • Champagne Supernova (2nd)
  • I am The Walrus(Beatles cover)
これがなー、凄い失礼な事言うよー。oasisって1stと2ndの成功を切り売りして活動してるだけじゃないか? と思ってしまったんだよな。
そりゃ最新アルバムからシングルカットされてる"The Shock Of The Lightning"や6thアルバムで唯一(←だよな?)人気の"Lyla"は別としても、盛り上がってた曲って主に2ndの曲ばっかりなんだよね……
なお、私が一番盛り上がってしまったのはラストの"I am The Walrus"。oasisの曲ですらねえ。

で、家帰ってからmixiでライブの感想見るわけですよ。みんな絶賛してるの。俺は物足りなかったのに。
なるほど、本調子のoasisでもあの程度なんだ。あーそうか、俺そこまでoasis好きじゃなかったんだ。なるほどなー。ムーンライダーズや筋少やさだまさしのライブでは、もっとお腹いっぱいで帰れたのになー。
フジロックにoasis決定したそうですね。私はoasisのライブを見る事はもう無いと思います。"Falling Down"のシングルも注文してたけどキャンセルしました。今後アルバムを買う事も無いでしょう。
なんだろう、ライブ見たのにこの喪失感。自分でも訳わかんねぇっす。
しばらくはショックでちょいと憂鬱入ってしまいましたよ。CDとDVDだけ楽しんどきゃ良かったのかなあとか。

『空の境界 第六章』観た
まあ、いつもの感じです。
次回、第七章はいつから上映するのかなーと調べてみたら、なんかその前に『空の境界Remix』とかいう総集編やるのな。待てやコラ、製作が間に合わなかったテレビアニメじゃないんだからさぁ。早く第七章やって完結させようよー。
ちなみにRemix版とやらは、私の住んでいる地方では上映しないそうです。ああもう、小説版買って読んで終わりにしちまうぞ。

『ヤッターマン』観た
かねてより「邦画界は娯楽映画に金をかけろー!」と1人で勝手にグチってる私ですが、来ましたねー。20億円でヤッターマン! 監督は三池! 劇中歌「ヤッターキング2009」をクロマニヨンズが担当!
すげえ! スパイダーマンとかバットマンとか観る度に日本のヒーローに飢えている方、観れ! 日本にもヒーローはいるぞ! それから山本正之ファン!……は当然観てるよな!!
なお、ボヤッキーの似合いっぷりは尋常ではありません。

不満点がちょっっっっっっとだけありまして……これ『ゼブラーマン』の時もそうだったんですが、エンディング・スタッフロールの歌が映画と全然関係ない歌ってのはどうなんだろうなあ。
『ゼブラーマン』のエンディングは水木一郎の「ゼブラーマンの歌」であるべきだし、この映画なら無理矢理スタッフロールを長くして「天才ドロンボー実写版」→「ヤッターマンの歌2009」→「ヤッターキング2009」→「天才ドロンボー(原作版)」or「ヤッターマンの歌(原作版)」のメドレーにするべきだろう。 ちなみに『ゼブラーマン』のエンディングはハイロウズ「日曜日よりの使者」、うーん、なんか皮肉っつーか。
それと、映画本編とは全然関係ないんだけど、東宝や角川ではなく松竹&日活が配給しているあたりがなんとなく嬉しい。

パクリ映画大量発見
や、ほんとーにどうでもいい話。 レンタルビデオ屋(DVDとCDしか置いてないのだが)に久々に行きました。クズ映画が沢山あって大爆笑。
「地球が静止した日」「地球が侵略される日」「ゾンビvsゾンビ」「エンド・オブ・ザ・デッド」「ゾンビ・オブ・ザ・デッド」「バトル・フィールド TOKYO」「なんちゃらフィールド HAKAISHIN」「CUBE RED」とか。まだ『CUBE』のパクリタイトルあるんだねえ。
……誘惑に負けて「バトル・フィールド TOKYO」借りてきた。観なくても絶対クズ映画だと分かってるのに……

そんな日々。
posted by ImpactDrill at 09/04/14 04:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

やっぱりクズ『バトルフィールド TOKYO』

朝っぱらからクズ映画など見ると、やっぱりキツいということが分かった。

バトルフィールド TOKYO
どう考えても大抵の人はスルー対象にするであろう、志の低いタイトルは日本で付けられたもの(原題は『MONSTER』と恐ろしくヒネリが無いのだが)である、というフォローを一応しておこうと思う。製作されたのも2007年なので、邦題の元ネタより一年早いのである。ビックリですね。
しかし『クローバーフィールド/HAKAISHA』のヒットが無ければ間違いなく輸入されなかったであろう事、輸入してるのがアルバトロス・フィルムである事、という2点でこの淡いフォローも水の泡なのだが。

あらすじ:アメリカ在住のサラ・リンチ、エリン・リンチ姉妹が不必要なまでにビデオカメラで色々撮りながら、日本で『クローバーフィールド』ごっこに興じる(おしまい)

まず映画のイントロで驚かされるのが、事件のあった日が1月17日で、最初は地震だと思われたと言う点だ。よりによってその日を選んで日本人の神経を逆撫でする必要がどこにあるのか。
例えば日本の怪獣映画とかで「20XX年9月11日、ニューヨークに大規模なテロが発生。しかし、当初テロだと思われたこの事件は大怪獣ガジラ(仮)によって引き起こされたものであった!」……とかそういうストーリーは作らないでしょう? なんだかなあ。

んで、邦題にある通りに舞台は東京のはずなんだけど、出てくる奴出てくる奴、みんな日本語がヘタクソなんだよこれが。英語の発音の方が良かったりする。
片言の日本語で日本人同士が会話している様は、もう笑うしか無いんだけど、笑うに笑えないという。

この手のクズ映画にしては珍しく、字幕だけではなく吹替も付いてるんだけど…
「日本語は分かりません!」「私は英語しか喋れないんです!」「誰か英語を話せる人はいませんか!?」
…というような、元は英語であるセリフを流暢な日本語で喋られてしまい、「このセリフは元々は英語で、返答は元は日本語で……」といらん苦労を背負う羽目になります。そこまでして見る価値も無ぇのに。

出てくる怪獣は、うーん、巨大なイカかタコを逆さにして足だけ地上に出した感じですかね? 最初、ゴジラの尻尾みたいなのが暴れてるのかと思ったら、正体は触手の群れだかゲソだかタコ足だかトレマーズだか良く分からんシロモノ。
これは『クローバー〜』やハリウッド版ゴジラなんかもそうなんだけど、本当にアチラのデザイナーは怪獣が分かってねえな。とりあえずなんでも巨大にすりゃいいと思ってんだろう。『クローバー〜』のアレは何を巨大にしたのか良く分からんのですが(ぉ

これから見ようって人がそれほどいるとは思えないんでラストまで書いちゃいますが、この怪獣倒せません。超尻切れ。
アメリカ軍(何故か自衛隊ではない)が東京全体を爆撃するらしい、という話が出てどかーんと爆発発生、姉妹のかたっぽが吹っ飛んで生きてんだか死んでんだか良く分からない、てなところで唐突に画面は暗転。後は文字だけでどうなったかを説明。なにこれ?
まあ、ビデオカメラが壊れたとかバッテリーが切れたとか言う事を示しているんだとは思いますが、どっちかというと、ここいらへんで監督が飽きたとか脚本家が寝ちまったとか予算が尽きたとかの方が、まだ納得できます。
あと、尻切れって書きましたが、グタグダ〜と続きそうなところで唐突に終わってくれたので、ちょっとホッとしました

<教訓>ヒットした作品より先に画期的な事をしていたとしても、面白いとは限らない(例外:ジャージー・デビル・プロジェクト(原題:The Last Broadcast))
もっとも、擬似ドキュメンタリー風なんてそれこそ『ブレア・ウィッチ』や『食人族』にまでさかのぼるので、この映画がそこまで画期的かというとそんな訳でもない。

予想通りのクズっぷりにある意味満足(ぉ
タグ: 怪獣
posted by ImpactDrill at 09/04/14 11:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像

2009年04月15日

もう一つの闇の英雄譚『ダークナイト』

私はティム・バートン監督の『バットマン・リターンズ』という映画がもう大好きで大好きで、一時期はティム・バートンを生ける神と崇め奉っていたほどなのですが(その後『猿の惑星』で我に返る)、実はそれほど他のバットマンの映画が好きという訳ではないのです。
古代に作られていたというショボいバットマンやアニメは無視します。
リターンズの前作にして同様にバートン監督の作品である『バットマン』は、まだ監督の若さ・未熟さが見え、ジョーカー役のジャック・ニコルソンに助けられている感がありありと出ているし、リターンズの続編『バットマン・フォーエバー』はバットマン・トゥーフェイスをほっぽってリドラー(ジム・キャリー)の独壇場となり映画が崩壊しているし、『バットマン&ロビン』に至っては、予告編を見ただけで子供騙しのクズ映画である事が分かったので、見てもいません。
その後やっぱり子供騙しが受けなかったのかシリーズは中断し、やれオリジナルだビギニングだと全部無かった事にして1作目に戻りますブームに乗っかり、新シリーズを製作決定。
新シリーズの1作目『バットマン・ビギンズ』を、『メメント』で映画ファンの心を掴み、続く『インソムニア』で大丈夫かコヤツと不安定さが見える、クリストファー・ノーランを監督に据えて製作。
これがまあ、なんといいますか。ジョーカーとかペンギン、トゥーフェイスのようないわゆる怪人的な敵キャラが出てこない上、ノーラン監督にアクションを撮る才能が無かったのか、地味なこと地味なこと。(ティム・バートンにもアクション映画の才能があるとは思えないが、それを補って余りある、異形たちへの愛やダークなファンタジーを描き出す力があった)
ともあれ『〜&ロビン』よりは売れたらしく、続編決定。まあ『ビギンズ』のラストで匂わせてはいますが。

と言うわけで、バットマン・シリーズ最新作『ダークナイト』の登場と相成ります。
前評判は聞いていましたが、正に名作です。ただし、しょせんヒーロー物だろ? などと甘く見ない事。劇中のブルース/バットマンにセリフにもある通り、バットマンは真のヒーローではない。映画を見終わった後、スッキリ爽快にはとてもなれるものではない。
それでも、タイトルの意味を理解し、真のヒーローでは無いが故に暗い輝きを放つバットマンのカッコ良さに体が震えた。カッコ良すぎて泣きそう。

つくづく映画館で観なかった事を後悔した。映画館で観る最大の特徴は「映画から逃げられない」事だ。良くも悪くも。例えばトイレ行くから一時停止、とかが出来ない。不便でもあるが、ホラー映画やパニック映画などの閉じられた状況に陥る映画は、映画館で観るのと家で観るのではまるで感想が代わってくる。一時停止したら緊張感が途切れるからね。
それとは違う理由で『ダークナイト』は映画館で観るべき映画だった。明るい部屋で見るバットマンは相当カッコ悪く見えてしまうことだろう。なので、これから『ダークナイト』を観る人は、深夜に部屋を暗くしてできるだけ画面に近づいて観ましょう。プロジェクターがあれば尚良し。私はそうやって見ました。
あ、それで画面に集中しすぎてブッ倒れても私は責任とか取らないのでそのつもりで(←じゃあ書くなよ

しかし……こんなモン作っちゃって、続編作れって言われたらどうするんだ? これ以上バットマンをカッコ良く見せる事なんて出来るのか? いきなり方向転換して「バットマンは真のヒーローだ!!」とかゴッサムの市民に認められたりした日にはスクリーンにコーラ投げるよ、俺は(ぉ
なお、『ダークナイト』の興行収入は10億ドルを超えたらしい。これは『バットマン』の2倍以上の興行収入である。続編が作られるのは確実なんだろうが、今回以上の興行収入を求められるという意味でも続編の製作は困難であろう。頑張れノーランw

ちなみに『ダークナイト』を含めた私の中でのバットマン映画ランキング
  1. バットマン・リターンズ
  2. ダークナイト
  3. バットマン
  4. バットマン・フォーエバー
  5. バットマン・ビギンズ
ランキング外の1本は、まあ、一生見ねえと思いますんで。見てもランキング外の可能性が高いが。
タグ:名作
posted by ImpactDrill at 09/04/15 03:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像

金返せ!『大日本人』

腹立ったからネタバレ放題でどんどん行くよー! 見るべき人は見ているだろうし、見てない人は今後も見ないだろうしなー!!

読み方は「だいにっぽんじん」だそうです。どうでもいいですね。
とりあえず松本のファンとしては見ておかなければ、という義務感でついレンタル。まあ、ファンとは言ってもそもそもウチにはテレビ無いし、「『松本』の『遺書』」読んで割と共感と覚えたってのと弟がビデオで集めてたダウンタウンのトーク集を見た程度なんですが。
あと「シネマ坊主」もちょっとだけ読んだ。松本と私の映画の趣味は絶望的なまでに違う。例外は『バッファロー'66』が好きって事くらいですかね。私はクリスティーナ・リッチが好きなだけじゃねーかという気もしますが。
まあ、映画の趣味が合わないんだから、そいつが作った映画を気に入る訳が無いよなあ、とある程度覚悟の上で視聴に望んだんですが……

1,800円払って見ていたら自分の審美眼の無さで憤死したかも、というクオリティ(←褒めてません
今回はツタヤで半額キャンペーンやってて\157(税込)で見たので死に追いやられずに済みましたが、公開中にあやうく見に行こうとしてたんだよ俺。下手したらスクリーンにコーラをブン投げるのも忘れて、シートに座ったまま真っ白な灰になっていたかもしれぬ。
ゴジラvsメカゴジラの原田大二郎風に言えば、「もう何を言っても無駄だ! この映画を褒める事は出来ん!!」てー感じですかね。ああもう、自分の言葉で解説するのも馬鹿らしい。


ゲームに例えよう。「たけしの挑戦状」。これ以外の何物でもない。いや、ただの皮肉では無く。「たけしの挑戦状」は、PSやセガサターンの時代に出していたら、それなりに面白いゲームにはなって、ゲーム好きの間でちょっと話題になる程度のソフトにはなっただろうけど、ファミコン版の様に伝説のクソゲーには成り得なかった。
『大日本人』も、草稿の段階まで戻って作り直したとしよう。まず、巨大化ヒーロー物。主人公は巨大化して敵を倒すのが仕事。しかしそのヒーローは雇われ月給制。血縁が大事で世襲制。じーちゃんの時代にはボロ儲けの商売だったが、現在はシオシオ。スポンサーが付かないとやっていけない。自衛隊などでも敵を倒せるのではないかという世論もあるが、巨大化して敵を倒す事は神事でもあり、六代目の主人公が勝手に止めるわけにはいかない。
どうですか? 特撮映画/ドラマの衰退と重なる部分もあって、メタ特撮ドラマとして結構面白い物が出来そうな気がするんですが。ゼブラーマン』と被る要素が多すぎるのは問題かもしれないが。

ところが、この映画はそんなシンプルな作りになっていない。
何の説明も無く、バスに乗っている主人公にカメラを向けインタビューしているシーンから始まり、下らない質問やら良く分からない質問(後に氷解する)を繰り返す。インタビューは主人公の周囲の人々にも行われる。この辺りはダルいながらも、この主人公って何してる奴なんだろう? と思わせるのには成功している。 で、溜めて溜めて溜めたところで、いきなり巨大化した主人公が登場。ここまでは良い導入部のように思える。敵との戦闘シーンがショボいとかはまあ、どうでもいいんですよ。ラストのディザスターに比べれば

敵と戦って逃げ出したり、私生活と仕事で葛藤があったり、マネージャーとケンカしたりで追い詰められていく主人公。「いつまでも撮ってんなやー!」とインタビュアーに毒づいたりもする。
えーと、この辺のくだりにも色々と言いたい事はあるんだが、それやってるともう一度映画を見て確認という悪夢のような作業をする羽目になるので割愛。

問題のラスト。一度逃げ出した敵と無理矢理戦わされる主人公。その時!巨大化したじーちゃんが助けに入る!! で、敵の一撃でKO。なお、止めを刺したのはずっこけた主人公。どうしたもんだか。
ここで唐突に注意のマークが画面全体を覆い、「以下、実写になります」とかなんとか。
それ以降は、一応怪獣映画っぽく見せていた部分(カメラを三倍回しで撮るとか、CG全部とか)を全部取っ払い、いかにもミニチュアなセット、ただのぬいぐるみと化した怪獣、映画クオリティからコントクオリティに質を下げた衣装を着ている主人公、どこから出てきたのか良く分からないウルトラ兄弟風の家族でお送りされます。
似非ウルトラ兄弟がサクサクと倒し、それをビルの影から覗き見ている主人公。力を合わせてビーム撃つからお前も来いとか言われて、「俺ビーム撃てないんですけど……」とか言いながら出てくる主人公。「俺、飛べないんすけど……あ!靴落とした!」とか言いながら、似非ウルトラ兄弟に両脇を抱えられて何処かへと飛び去っていく家族&主人公。おしまい。いや、「おしまい」とか言われても。
実写になり似非ウルトラ兄弟が出現してからというもの、頭の中は真っ白である。「金返せ!」と叫ぶ気力すら失わせるポカーン感。何時の間にかスタッフロール(ロールしてないけど)の背景で繰り広げられる、似非ウルトラ兄弟with主人公によるツッコミ無しのトークコント。
 ぼくはなにをおもえばいいんだろう、ぼくはなんていえばいいんだろう
劇場版エヴァンゲリオン以来の衝撃、そしてたっぷり10分は経ってから沸々と湧いてくる碇、もとい、怒り。

「はっきり言ってやるぞ! お前の映画は、失敗だーッ!!」

……とかなんとか言ったところで、その映画に触発されてこんな長文書いてる時点で俺の負けなんですが。
この終盤のブチ壊しを松本は意図的にやっている訳ですよ。つまり、それなりにまとまった映画で少しの評価を得るよりも、後半に行くに従ってアレゲになる映画を撮って、「たけしの挑戦状」の如き伝説になりかったのではないかと。
前半、タイトル前の撮り方(原付で移動するシーンの背景の罵詈雑言ビラとか)は上手いんですよ。グダグダになっていく過程は意図的にやったとしか思えない。
とはいえ、総じてつまんなかったのもまた事実でして。松本の次の作品が「たけしの戦国風雲児」程度で終わるのか、「その男、凶暴につき」まで行くのか、はたまた次の作品なんぞ無いのか、どうなるやら。
タグ:B級
posted by ImpactDrill at 09/04/15 08:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像

2009年04月16日

敢えて言おう、カスであると『L change the WorLd』

「人間は増えすぎて地球の生態系を破壊するので我々が人間狩りをするでゴブリン」
「人間は憎しみあったり戦争をしたりする愚かな生き物なので我輩が粛清してやるでゴザルよ、ニンニン」

……えっとー、大体こんなおはなしです。脚本を中学生に任せるとはまた大胆な手法を使ったものですねえ、えっ!'60年生まれ?マジですか?
國府田マリ子主演の『Looking For』の脚本もコヤツが手がけ……いえ、多くは申しません。死ねばいいのに。いやなんでも。
その厨房丸出し脚本を元に、映画を撮らざるを得なくなったカワイソウな監督は『女優霊』『リング』『仄暗い水の底から』など多くのホラー映画を手がけた中田秀夫。この人にも『リング2』という前科があるので、コイツが主犯って可能性もあります。まあ、とりあえず2人とも原作あまり読んで無さそうってのは良く分かったよ。

で、そのクソ以下の脚本から出来上がった物は当然の如くクソ映画であります。しかも無駄に2時間以上もある。苦痛。最後まで見たのは、見終わったらボロクソに書いてやろうという暗い執念に他なりません。
あと、ヒロインの福田麻由子すげえかわいい。ショート! 病弱! 不幸! 健気! イヤァァァホゥゥゥゥゥッッッッ!! あ、ちょっとこっちを蔑んだ感じの目で見てもらえますか?
しかしそんな高クオリティなヒロインでも止められないほど、映画は派手に崩壊していくのであった。

この話の何がクソかって、メインキャラがLじゃなくても全然構わないってとこだ。あくまで推測だが、小物のサスペンス映画を作ろうとしていたところに『デスノート』が大ヒット。じゃ、この映画の主人公をLにすげ替えてみよう! わぁい、おおもうけー!!……というタワケた流れで作られた映画なのではないか?
もしくは逆。こっちのパターンの方が罪が重い。Lを主人公にしてもう一儲けしましょう!→ストーリー? 適当な有り物でいいよ→クソ映画完成……という流れ。
んで、どちらにしても元は小物のサスペンスだったのが、Lのエピソードをあちこちに埋め込んだために129分という馬鹿げた上映時間になったんじゃないかと。この予想、そんなに外れてないと思うんだけどどうか?

ところが、見終わった後の感じ(「読後感」じゃないし、何て言うんだろう?)はそれほど悪いものでは無いんだ、不思議な事に。
キッチリ伏線を回収している事、それと劇場版『デスノート』には全く出てこなかった(原作ファンへのサービスとも言える)「ある要素」が多少なりとも入っているからなのだろう。ヒントは14。見た人なら分かるはず。

ところで南原って何のために出てきたの? あれを上映時間の長さを緩和させるためのコミックリリーフだと考えているのなら、大失敗だ。少なくとも私はイラついた。呆れて溜め息も出た。おいおい、この映画作ってる奴ってこれで客がウケると思ってんだぜ?
もっとも、このストーリーに不必要な物をどんどん削っていったら、Lもいらない方に分別されてしまうわけだが。

後は細かいツッコミというか、個人的な思い入れについて。Lはあんなキャラじゃねえよと、声を大にして言いたい。
おそらくLは独り言を言わないだろう。話しかける相手がいないのに言葉を発するのは無駄だから。Lは1人の場合、頭の中で全てを処理するはず。
しゃべり方もなんかなー、文節を変なところで切る、あんな喋り方をするだろうか。
子供相手にお菓子を適当に串に差した物を与えるシーン、これは多分正しい。しかし、ヒロイン(12歳だから子供なんだけど)相手に同じ事はしない。Lが奇行を行うのは相手の反応を調べる等、意味のある場合に限られる(イスの上でしゃがむ、猫背で歩く、については例外)。電車に乗った時に土足のまま座席に乗り、吊り革で遊ぶ事も無い。あんな無粋でアホな事はしないだろう。
無駄なオーバーアクションもないな。腕と手を動かさず肩を動かすだけで、人差し指2本でのキーボード入力……Lがこんな事するか? タイプしている事を気付かせないくらいの静かなタッチタイプをすると思うんだが。
当然メイドカフェにも行かないw あれ考えた奴はデスノート13巻全て音読の刑に処す。

共に一番好きなキャラはLだという、大場・小畑両氏にあのLはどうなのか、本音を聞いて見たいものだ。


ここでひとつ予想をしておこう。多分旬を過ぎたからもうやらないと思うが、次にスピンオフをやるとしたら南空ナオミがメインで『ロサンゼルスBB連続殺人事件』をやる。やるとしたらL役は別の役者を使う。西尾維新の小説版を読んだ人は意味が分かるはずだ。
タグ:
posted by ImpactDrill at 09/04/16 02:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像

スペイン産ゾンビ?なのか?これは?『●REC』

手持ちカメラゾンビ風ホラー映画。
ゾンビ「風」なのは、症状が狂犬病に似た、ウイルスによる伝染病なので。まあ『28日後…』ような設定ですね。
しかしこの映画の最大の特徴は、恐らくゾンビ映画至上最小ではないかというロケーションでしょう。アパート一軒。イントロでは外も出てきますが、1回アパートに入ったが最後、登場人物がアパートの外に出る事がありません。この閉塞感はぜひ映画館で味わうべきでした。ぬかったなあ。

この映画の怖さの内訳は、以前書いた恐怖の種類に従って分けてみると…… 霊的恐怖:0 物理恐怖:5 ビビらせ:4 絶望:2 グロ:3 ……といったところでしょうか。物理恐怖値が高いのは、まあ、襲われたら即死なので。ビビらせ要素も高いです。グロもちょっと有り。血がダクダクとか残酷な殺し方とかではなく、ケガ人の治療風景がすげえ痛そうだという。

手持ちカメラで撮っている事を除けば、ごく普通のそこらへんに転がっていそうなホラー映画です。しかし、終盤のこのカメラの使い方が実に上手い。
電気が消されて真っ暗→カメラのライトを付ける→何物かにライトを外されて暗転→ライトを付け直す→何物かにライトを破壊される→パニックに陥るも、暗視機能を使い敵の位置を把握
このように、心理的にも物理的にも追い込まれていく過程がメチャメチャ良いです。てか、怖かったです。心臓に悪いよ、この演出……もちろんこれはホラー映画に対しては最大級の褒め言葉です。

ビビらされて、怖がらされて、追い込まれて、ラストで全て終わり、明るいロックとBGMにスタッフロール。トラウマも感動も、心に何も残りません。
久々に怖がってみるか!と、お思いの方、時間も75分と短い割に濃縮された怖さ、オススメです。
タグ:ホラー B級
posted by ImpactDrill at 09/04/16 05:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像

2009年04月17日

PLAYTECH製品、色々と値下げ

えー、映画をアホの様に見ている間にPLAYTECH製品が色々と安くなっていたようです。

まず、以前私がボルトオンネックにして2万円を切って頂きたいものですと書いた、エクスプローラタイプEX-500。
PLAYTECH EX-500 BLACK PLAYTECH EX-500 CHERRY RED PLAYTECH EX-500 WHITE
PLAYTECH EX-500 (Black/Cherry Red/White) 各 \24,800 \19,800
おおおおおおおッ! ボルトオンにはせず、セットネック仕様のまま2万切りとイッキに下げて参りました! なんだ、やれば出来るじゃないですか。この勢いでレスポールJr.モデルも出して頂きたく(←出ません

続いてフライングVモデル、FV-430。この時に、BLACK, PINK, YELLOWが\14,800→\12,800になったんですが……
PLAYTECH FV430 BLACK PLAYTECH FV430 METALLIC BLUE PLAYTECH FV430 METALLIC RED
PLAYTECH FV430 PINK PLAYTECH FV430 WHITE PLAYTECH FV430 YELLOW
PLAYTECH FV-430 (Black/Metallic Blue/Metallic Red/Pink/White/Yellow) 各 \14,800 \12,800
結局、全カラー\12,800に統一されたようです。めでたい。

はい次。先月出たばっかのレスポール新色2本です。
PLAYTECH LP400 Lemon Burst PLAYTECH LP400 Violin Burst
PLAYTECH LP400 (Lemon Burst/Violin Burst) 各 \15,800 \14,800
仕様はLP500、型番はLP400、価格は中間取りましたという、ますます紛らわしいモデルに。発売から一ヶ月ちょっとしか経っていない事もあり、価格の下げ幅も微妙なところです。安くなる分には文句は無いけどね。

最後はTelecaster PREMIUM。PLAYTECHの独自モデル……でいいのかな? ボディはマホガニーバック・メイプルトップ、フロントがP-90、リアがハムで、ピックガードとコントロールプレートがありません。リアPUとフロントPUは逆の方が良いと思うのは私だけでしょうか?
PLAYTECH TL-500 PREMIUM Spalted Maple PLAYTECH TL-500 PREMIUM Trans Amber PLAYTECH TL-500 PREMIUM Trans Gold
PLAYTECH TL-500 PREMIUM (Spalted Maple/Trans Amber/Trans Gold) 各 \24,800 \19,800
結構な下げ幅です! 私はテレキャスは好きだけど、メイプルトップがイマイチ好きになれないんで買いませんが……


最後って書きましたが、ベースでもう1本。
PLAYTECH  PB-450 BLACK
PLAYTECH PB-450 (Black) \12,800 \9,800
プレベを本数限定で安売りした時のものがまだ2本残ってるみたいです。誰か買ってあげて下さい。なんかプレベって人気ねーな。
※2本とも売れたようです。価格は12,800円に戻りました
posted by ImpactDrill at 09/04/17 11:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 楽器

2009年04月18日

アンドロイドは夢が見れる機械を欲しがるか

友人から勧められて『イヴの時間 act1(←ニコニコ動画へのリンク。アカウント無い人はすまぬ)を観てみた。
ロボット、その中でもとりわけアンドロイドという人型ロボットに関しては色々と思うところがある。主に『To Heart』というゲームと、秋葉凪樹(名前が変わったらしい)というあまり描かない漫画家、そして神林長平というSF小説家の影響による。

15分という短い時間なのでストーリーはあまり進まないのだが、どういった世界観かは良く分かった。つか、頭の上で何かグルグル回しとくより、髪の毛の色を人間ではありえない色にしておくというのはどうか。緑とかさ。あ、ヴィジュアル系バンドの人が困るからダメか。
「アンドロイドが出る」という前提条件以外はあまり知らずに観て欲しいので、あまり色々語ろうとは思わないのですが、スタッフ部分で1個だけちょっと。

音楽:岡田徹

なんというか、ムーンライダーズのメンバーは気を抜いていると様々な場所に出没するので侮れない。初代PSの起動音作ったり、クラッシュ・バンディクーの歌作ったり、ドコモダケの歌を作ったり、全く持って神出鬼没であるよ。この人だけはどこにも出没しませんが。
posted by ImpactDrill at 09/04/18 07:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像

2009年04月20日

超魔界村、超マスター

俺が『大魔界村』と『超魔界村』をクリアして喜んでた事なんて、一体何だったんだろうって思っちゃいましたよ……


短剣やボウガンですらクリアに苦労する超魔界村を略してクソ通称エクスカリバーと呼ばれるクロスソード、青銅のヨロイを取った瞬間盛大にパワーダウンしてあの世行きなオノでクリアしている方。


わざわざ4倍速でプレイして実況までしているバカ、いや、もとい勇者。現在part11のでアップされていますが、回を追うごとに編集の技が冴えて行く「前回までのあらすじ」、絶対一面もクリア出来ないだろうという大半の感想をモノともせずズンズンと突き進むプレイヤー、そして次第に口が悪くなる実況と、見るものを飽きさせません。

「俺もチャレンジしてぇ!」と思った方はPS2版で出ているこちらをどうぞ→カプコン クラシックス コレクション
4倍速モードに挑戦するにはー、うーん、まあ、どうにかして探して下さいとしか言い様がありませんので、えーと、うん、どうにかしてください(汗
タグ:名作 バカ
posted by ImpactDrill at 09/04/20 10:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像

予告と本編でdiffを取れ!『ウォッチメン』

現在公開中の映画ですが、ネタバレ罵詈罵詈のひどい文章を書く予定でーす。ご注意をー。






























この映画は――
 ヒーロー映画であり、
 アクション映画であり、
 SF映画であり、
 架空歴史物であり、
 サスペンスであり、
 戦争映画であり、
 暴力映画であり、
 プリズン脱獄映画であり、
 スプラッター映画であり、
 デストピア映画であり、
 ……それから(以下略

……これだけ大量の要素を詰め込もうとしたら映画が破綻するというのは、映画マニアはおろか、そこらの子供でも分かりそうなモンなのですが、「あの」ドーン・オブ・ザ・デッドをリメイクしたザック・スナイダー監督に、何故そんなシンプルな事が分からないのだろう。
しかも、原作(全12巻)のストーリーをほぼ全て(私はWikipediaのあらすじを読んだだけですが)網羅しつつ、全く必要性を感じないグロシーン、キスシーン、エロシーンを連発。「アメコミとは言ってもガキ向けの物とは違うんだよ」と言わんばかり。R-15指定にするためにわざと撮影したのかと勘繰りたくなる。これらのシーンのために尺は伸びに伸び、上映時間はなんと163分である。アメコミ原作映画としては最長ではなかろうか。間延びした結果として長くなった映画ほど酷い物は無い。削れるシーン削ったら2時間は切るぞ、いくらなんでも。

また、これは脚本家の不備か翻訳家のミスか分からないのだが、登場人物の名前が極めて覚え難い。メインキャラクターにはそれぞれ、ヒーローとしての名前・名字・名前があるわけだが、シーンによって呼ばれ方が違う上に、キャラクターをきちんと紹介するシーンが無い。例えば主人公格(だよな? 一応)のダニエルは、「ダニエル」と名前で呼ばれることが一番多く、ヒーローとして「ナイトオウル」と呼ばれる事もあり、名字で「ドライバーグ」と呼ばれる事も無くは無い。本人が目の前にいれば理解できるが、本人のいないシーンで「ナイトオウル」って呼ばれるともうダメ。なにしろダニエルは二代目ナイトオウルであり、初代ナイトオウルのホリス・メイソンという人物までいるのだ。もう、誰の事を呼んでいるのかさっぱりだよ。
ついでに書いておくと、このナイトオウルのコスチュームは、もうどこをどう見たところでバットマン以外の何物でも無い。メガネが無ければ完璧である。

ヒーローと言ってもこの世界においては基本「運動神経の良い人」がコスプレしてる程度のもので、スーパーマン・スパイダーマンよりはやはりバットマンに近いのだが、ダニエルとローリーの2人でガラの悪い男たち20人くらいと戦ってあっさり勝っちゃうシーンがある。バットマンは専用の武器やらあるから理解できるのだが、生身で勝っちゃうなよ、その戦力差で! ちなみに何故かガラの悪い男たちはみな髪型が「ちょんまげ」であり、背中に「侍」などと書いてある服を着ているのである。あれか? 日本にケンカ売ってんのかザック? ラスト近辺で東京が爆破されたりもするしよう。しかも爆発シーン自体はニューヨークしか無いしよう。変なところでケチ臭いな、へなちょこザックよ。
唯一、あからさまに普通の人間とは違うヒーローが1人だけいて、Dr.マンハッタン(ジョナサン・オスターマン)という奴です。全身が真っ青で発光しています。身体のデカさを自由に変えられます(ダルシムか)。ベトナム戦争に赴き、ツラ見せるだけでアメリカが勝利しちゃったりもします。そしてちんこ丸出しです。モザイクとかボカシとか無しでいいのか? メチャメチャでかいけどいいの? 本当に?
コイツはマスコミにいじめられると火星まで逃げ出してしまうシャイボーイ(ウソ含む)。火星の地下からなんだか良く分からないけどとりあえずカッコ良いオブジェを取り出してグルグル回してたりします。ローリーが3回ほど殴ったら壊れましたが、あのオブジェは結局なんなの? 「火星は完璧な星だ」とか電波ゆんゆん飛ばしたりもします。

それからまあ、色々と言いたい事はあるんですが(たとえばワルモノのPCのパスワードがPCの横に置いてある本の書名だったりとか)、もういいです。ザック・スナイダーの映画はもう見ねえ。
しかし、予告編と本編で違う話をやられるとすげえ困るので、これは何かの罪に問えないものか。詐欺とか。無理か?






























ここんところ『ヤッターマン』『ダークナイト』と、良質のヒーロー物映画を観ていたから、久々のハズレ。どうも『ウォッチメン』はあらゆる方向にウケようとして、そのどれもが中途半端に終わっている感がある。
まあ、グロシーンが割と多くて、血がゴアゴアと出てくる様には満足しましたけどね、少ないでしょう、こんな奴は。2〜3年も経てばトンデモ映画として名を馳せているかもしれぬ。
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posted by ImpactDrill at 09/04/20 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像

2009年04月21日

突如、

突如、「フレームなんか使ってられっかーッ!」という病気を患い、メニューを表示していたhtmlファイルを削除し、index.htmlを書き変え、フレームを削除。トップページを作成しました。

トップページ
………
……

ああ、手抜きだよ。最近は普通のウェブサイトよりもブログしか書いてない人が多くて、トップページとか作らない人が多いから、デザインをパクる元ネタが見つからなかったんだよ!(←堂々と何書いてるか

で、結局、"Index of /"で検索して、ソース読んで、エクスプローラから適当にアイコンを引っこ抜いて、tableタグをちょこちょこといじって出来上がりです。なんだ結局パクりかよ。いいんだよ、トップページなんざそれぞれのコンテンツに飛べりゃ、それでいいんだよ。このリンク作成に乗じて色々と消したり隠したりとかしてますが、そこらへんは放っておいてくれると幸いです。こう、コンテンツ名がoasisの曲名だったりとかな(←自分で書くなよ

内容は特に変化はありませんので今後とも宜しく。
posted by ImpactDrill at 09/04/21 17:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | Computer/Net

2009年04月23日

アカデミーを見直した『スラムドッグ$ミリオネア』

そもそもアカデミー賞というものに懐疑的な私なのですが、今回この『スラムドッグ$ミリオネア』に8部門受賞させたのは賞賛に値する(まあ「主題歌賞」ったって、どの曲が主題歌なんだか分からんのだが)。

この映画を観た事によって自分の好みの展開、というか映画の構成が分かりかけてきた気がする。
まず、前提条件としてお話が面白いのは当然。ここがダメだったら編集やら撮影が頑張ってもどうしようもないんだから。
それを踏まえた上で、以下の様な要素が入っていると自分の好みに近い。
  • 子供同士の淡い恋心
  • 時系列をバラバラにする場合、最終的に一点に収束していく展開が良い。そこで伏線をすべて回収する。例としては『12モンキーズ』、例外としては『パルプ・フィクション』を挙げる
  • 過去のシーンと現在のシーンは区別しやすくなっているべき
  • 構成・編集が下手ではいけない。例えば、現在のシーンで盛り上がっている時に、緊張の糸を切りながら過去のシーンに行くべきではない。この構成は相当に難しいと思うが、ザッピングムービーを作る以上、これは必須だと思う
  • 因果応報。善人が必ずしもハッピーエンドを迎えるとは限らないが、悪人は相応の被害を被るべき
  • 音楽がカッコいい映画はそれだけで観る価値がある
  • ストーリーに音楽が関わっていればなお良し
などなど。

『スラムドッグ$ミリオネア』はこのワガママな要求に全部答えてくれている。一緒に行った友人は「まあ普通」程度の感想だったので、これは自分の好みに合っていただけなのかもしれないが。

特に音楽の好みはなー。私はアジア系ラテン系民族音楽のグルーヴ感溢れる感じ(主に打楽器系)が結構好きなので、この映画はオープニングから盛り上がることが出来たのだが。
伏線っぽいところを全部丁寧に回収している所にも好感が持てる。投げっ放さないのは大事です。
ダニー・ボイル監督の映画は過去に『トレインスポッティング』『28日後…』を観ているのだけど、どれも途中は随分と悲惨なシーンが多い割には、ラストシーンが異様にさわやかなんだよね。この監督の持ち味なのか? 特にこの映画のラストは素晴らしい。あと、インドを舞台にした映画って「みんなで踊るシーンを入れなければならない」とかいう縛りでもあるのだろうか。まあ、どうでもいいんですがw

翻訳でちょっと気になったのは、「チャイ」を全部「お茶」と訳している事。主人公はコールセンターのアシスタントで、みんなにチャイを配って歩くのが主な仕事。私の友人で学生時代にバイトで金を溜めて、卒業旅行で世界一周をした人がいるんだけども、インドに行った時にチャイ売りのあまりの身分の低さに驚いたのだそうだ。もっとも、この場合はコールセンター勤務とかではなく、そこらへんの道端で素焼きの器にチャイを入れて売っているフリーランスの人なんだけど、コジキのちょっと上、程度の位置なのだと。
だから劇中「ミリオネア」の司会者がやたら「お茶汲み」を連呼するのは、割と差別的なジョークなんじゃないかと思うのですよね。いやまあ、それだけなんだけど。翻訳で毒気をちょっと薄められたのが気になってしまったので。

これこそ本当にどうでもいいんだけど、めちゃめちゃチャイが好きなんですよ、私。スタバでチャイ・ラテとか売ってるが、あんなもん俺に言わせりゃ出来の悪いミルクティーにも劣るシロモノでして。まず、お湯にティーバッグを入れて、それからミルクを入れるというこの作り方が気に入らない。そもそもチャイにお湯なんかいらんのですよ。
紅茶の茶葉とシナモン、カルダモン、クローブ、生姜の刻んだものなどを、牛乳と共にナベにぶちこみ、これでもか!という程の砂糖を投入し、煮詰めて煮詰めて煮詰めて煮詰めます。このスパイシーかつ激甘の液体がチャイ。これですよ。
なお、あまり高い茶葉だと美味しいチャイは出来ないんだそうです。上等の茶葉をイギリス人にブン取られて安い茶葉しか無くなってしまった時に、その茶葉を美味しく頂くための生活の知恵だったのですね。茶葉を買う際には「ブロークン」とか書いてある安いのを買うと良いと思います。
盛大に脱線しました。まあいいか。

えー、『スラムドッグ$ミリオネア』面白いのでみんな観ましょう。全然説得力ねえな。
タグ:名作
posted by ImpactDrill at 09/04/23 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像

2009年04月25日

あこがれ

元ネットショップ店長日誌様より、
B.C.Rich Double Neck Bich……のサンプル品。
うっひー、カッチョ良いー! シヌゼシヌゼ!カッチョ良過ぎて死ぬゼ!! しかも意外と安いんだよ! 買えないけど!
元々、Bich Perfect10の形状にやたらあこがれている私であるからして、10弦が12弦に増加! しかもダブルネック! 良く分からないスイッチがたくさん! これをカッチョ良いと思わない訳が無い! ……と「!」マークの大盤振る舞いをおっ始めてみたところで結局買えない事には変わりは無いのでして。

まあ、まずは普通の6弦ギターをマトモに弾ける様になってから色々言おうな、俺。それにダブルネックのギターなんてシロモノを担いだ日には腰の爆弾が間違いなく炸裂するぜ。ギックリとな!
2chの「昔の俺はこうだった」的なスレで、『昔は変形ギターとか12弦ギターにやたら憧れてた。今はテレキャスターが大好きだ』とか書いてみたが、あれやっぱウソだ。テレキャスターが好きなのはウソではないが、今でもBichの10弦やこのDouble Neck Bichに無駄にあこがれを抱いている。

まあ多分BichやB.C.Richの楽器を手に入れる事は今後も無いのだろうと思う。手に入れたらアラも見えてくるだろうし、なんでコレを欲しがっていたのだろう? という疑問符で頭がいっぱいになりそうでもあるので。このあこがれはそのままにしておいた方が良い気がするのだ。
posted by ImpactDrill at 09/04/25 18:01 | Comment(1) | TrackBack(0) | 楽器
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